痛みの軽減を目的に、体外衝撃波を実施した腰椎分離症症例(成人)

2020/07/02

プロフィール

年齢/性別 : 20代/男性
運動:野球
主訴:身体を捻る際の腰部左右の痛み
 

体外衝撃波施行までの経緯

2019年2月頃から、野球の試合中に右腰部の痛みが出現しました。
初診時にブロック注射を行い右側の腰痛は一度軽快しました。
しかし、6月頃よりトレーニング中に新たに左腰部に痛みが出現しました。
痛みは初回受診時より悪化しています。
左側のみ疼痛残存しており、痛みの軽減を目的に体外衝撃波案内となりました。
 

画像所見


レントゲン
→レントゲンからは分離症・すべり
 ともに確認できず
 

MRI画像
→L5右側椎弓骨折あり
 L4右椎弓根部高信号あり

CT
→L5両側骨折あり、
 ​​​​​​L4右側にも骨折線あり
 

体外衝撃波治療

MRIとCT画像で分離部を確認し、疼痛部の圧痛を確認しマーキング
マーキングした部位をエコーで再度疼痛部位を確認し体外衝撃波治療を実施
左右の分離部+疼痛部位→各々収束型の体外衝撃波を施行 

 

まとめ

CT画像で腰椎分離症の終末期と診断しました。
この症例は2019年6月から10 月にわたり、痛みの軽減を目的に体外衝撃波治療を施行しました。
初診時は体を捻る動作で痛みを生じていましたが、回数を重ねるごとに痛みが軽減し、
最終的に痛みが完全になくなり、スポーツに完全復帰しました。