股関節痛から復帰した女子新体操選手
- 2017/12/08
10月20〜21日に新宿京王プラザホテルで開催されました第44回日本股関節学会学術集会で当グループから2つの演題発表を行いました。
さいたま整形外科クリニック 多田智顕 理学療法士
一般口演
「外来整形外科を受診する慢性股関節疾患患者における破局的思考と臨床評価指標との関連性」
長野整形外科クリニック 松岡佑紀 理学療法士
一般口演
「股関節疾患患者と他部位疾患患者の破局的思考の比較」
今後の臨床活動につながるディスカッションができました。
引き続きよりよい治療を提供できるよう努力致します。
学会中は他にも多くの講演やシンポジウムを聴講しましたが、その内容は、人工股関節全置換術に関するもの(アプローチ法も含めた術式、手術後の成績、手術後のリハビリテーション)がやはり多く、これには高齢社会が進み人工股関節全置換術の件数が増加していることが背景にあると思われます。
また人工関節技術および手術後の臨床成績がともに向上していることから、これまでよりも若い年代の方にも人工股関節全置換術が適応となりつつあります。これまでは股関節の痛みを取り除く、歩く姿勢を改善するといった目的で人工股関節全置換術が行われることが一般的でしたが、スポーツ活動を続けるために手術を受けるという考え方もあるということでした。
当院にも様々なレベルでスポーツ活動を行なう患者さんが来院されますが、患者さんひとりひとり目標とするところは異なります。
患者さんのニーズにしっかり耳を傾け、それに対し我々ができること、伝えられることはどういうことなのか常に考え日々の臨床にのぞんでいきたいと思います。