野球チームメディカルチェック研修参加
- 2017/11/18
野球検診とは、野球選手における障害の早期発見や予防を目的とした検診であり、超音波検査や関節可動域および筋力等のチェック、簡単なパフォーマンステスト等も実施します。
京都府の検診では、上記に加えて理学療法士がスクリーニングテストを実施し、筋力低下や柔軟性低下を認めた場合はその場でストレッチやトレーニングの指導を行っていました。
また、医師の診察で異常所見を認めた場合は、近隣の病院へ紹介状を作成し検診後のフォローも実施していました。
小中高生を対象にしたアンケート調査では、痛みがあり満足に練習ができないにも関わらず病院に通院していない人が7割もいるとのことです。
この背景には、練習を休んだら試合に出られない、レギュラーになれない、などの葛藤があり通院できないのではないかと考えます。
野球検診でみつかる障害と痛みに耐えられず病院を受診しみつかる障害とでは重症度が異なり、受診したときには手術が必要な状態であることも少なくありません。
そのような選手を1人でも少なくするために、自分の身体を知り、生じやすい障害を知る機会となる野球検診は選手やチームにとって必要であると改めて感じました。
今回の研修で学んだノウハウを当法人で行っている検診にも活用していきたいと思います
このような機会をいただいたことに深く感謝申し上げます。