department

超音波吸引治療TENEX(テネックス)

治りにくい慢性的な腱の痛み、その根本原因にアプローチ

肘、肩、膝、アキレス腱、足の裏(足底)など、体の様々な部位に数ヶ月以上にわたって続く慢性的な痛みにお悩みではありませんか。安静や一般的な投薬、従来のリハビリテーションを続けても改善が見られない場合、その原因は、腱組織の内部に生じた「変性(へんせい)組織」にあることが多くあります。これらの病的な組織は自然治癒が難しく、痛みの慢性化を引き起こします。

アレックスメディカルグループ(AR-Ex)では、このような難治性の腱の痛みに対し、超音波診断装置(エコー)を用いて原因部位を正確に特定し、低侵襲で変性組織を除去する超音波吸引治療TENEX(テネックス)をご提供しています。これは、一時的な痛み止めではなく、痛みの原因そのものにアプローチし、患者様の完全復帰を目指す専門的な治療法です。

主な対象となる疾患

TENEX(テネックス)は、特に慢性的な炎症により腱組織が変性している状態に対して高い有効性が期待されます。

  • 上腕骨外側上顆炎(テニス肘): 肘の外側(物を持ち上げる、タオルを絞る動作など)に痛みが生じます。
  • 上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘): 肘の内側(手首の曲げ伸ばしや、握る動作など)に痛みが生じます。
  • 膝蓋腱炎(ジャンパー膝): 膝のお皿の下(ジャンプやダッシュ、階段の上り下り)に痛みが生じます。
  • 足底腱膜炎: 足裏・かかと(朝の最初の一歩や長時間の歩行時)に痛みが生じます。
  • アキレス腱炎: かかとの上部(ランニングや運動時、つま先立ち)に痛みが生じます。
  • 石灰性腱板炎: 肩関節周囲に急激な激痛や夜間痛が生じます。

TENEX治療における高精度な診断と低侵襲な治療

TENEX治療の流れ(治療スケジュール)

当グループで実施するTENEX治療は、患者様の病態を正確に把握し、完全復帰を目指す一貫した流れで進行します。

  1. 診察: 診察にて疼痛部位を確認し、各種検査を行い痛みの原因部位を特定します。
  2. 適応評価: MRIで損傷部位、損傷範囲とその程度を把握します。 超音波検査で治療部位の決定と患部の血流量の評価を行います。
  3. TENEX: 治療は通常、日帰りで実施可能です。超音波ガイド下で、約3mm程度の小さな切開から器具を挿入し、治療時間はおよそ30分程度です。
  4. リハビリ: 治療後、リハビリテーションにより修復を促進するため患部を保護しながら、段階的に可動域訓練や筋力強化を行っていきます。

TENEX治療:低侵襲で根本原因を解消

診断によって特定された病変部に対し、超音波ガイド下で針状の小さな器具を挿入します。これは腱炎や腱付着部障害の治療として、手術よりも低侵襲におこなえる最新治療です。約3mm程度の小切開から器具を挿入し、高周波の超音波振動を利用して、硬く変性した病的な組織のみを砕き、吸引・除去する仕組みを持っています。

この器具の先端から発生する超音波振動は、傷んだ腱組織を乳化(ドロドロ状に分解吸引)しながら取り除くことができます。ここで重要なのは、正常な腱組織を壊さず、異常組織だけを選択的に除去できる点です。組織の傷んでいる場所を確認しながら、確実に傷んだ組織の除去が可能です。

この治療法は、低侵襲な治療法として、正常な腱組織や周囲の神経、血管への影響を最小限に抑えながら、痛みの根本原因となっている変性組織を取り除くことを目的としています。変性組織を取り除くことで、周囲の正常な腱に「修復のきっかけ(炎症反応のリセット)」が起こり、新しい血管やコラーゲン線維が入り込みやすくなります。結果として、不良部分を取り除き修復しやすい環境を整えることで、腱の自然治癒が再び進むようになり、長期間の痛みに耐えてきた患者様の回復を力強く促進します。

治療のメリット

TENEX(テネックス)は、慢性的な痛みの原因を物理的に除去するため、従来の保存療法に比べて速やかな痛みの改善と回復が期待できます。

  • 組織の傷んでいる場所を確認しながら、確実に傷んだ組織の除去ができる。
  • 傷が非常に小さいため、術後の痛みや筋力低下のリスクが低い。
  • 変性組織を除去するため、痛みの改善が速やかで、回復が早い。
  • 回復が早く、日常生活やスポーツへの復帰がスムーズ。

治療後のリハビリテーションと運動療法

適切なリハビリテーションで再発を予防

腱の痛みの多くは、姿勢や動作の癖、筋力のアンバランスなどによって引き起こされます。当グループのリハビリテーションでは、単に痛みを取るだけでなく、再発予防を含めた身体づくりを目指します。

  • 知識と計測に基づく個別プログラム: 知識と計測に基づき、患者様の病態や生活、スポーツレベルに合わせた最適な個別プログラムを提供します。
  • 超音波診断装置による可視化: 超音波診断装置(エコー)で患部の状態を客観的に可視化し、回復状況に合わせたより正確で根拠のある治療(リハビリテーション)を提供します。
  • 医師・理学療法士の連携: 治療担当医と理学療法士が常にチームとして連携し、カンファレンスなどを通じて一貫した管理体制を確立しています。

再発を防ぐ運動療法

腱組織の痛みから解放され、活動レベルを高めるためには、痛みの原因となった動作を修正し、再発を防ぐための運動療法が重要です。科学的根拠に基づいた適切なトレーニングで、筋力回復と再発予防を目指します。

  • 科学的根拠に基づいたトレーニング: 当グループでは、再発予防を最終目標とし、科学的な裏付けに基づいた専門的な運動療法を実施します。
  • 専門チームによるサポート: 理学療法士、柔道整復師に加え、トレーナー、アスレティックトレーナーといった運動指導の専門家が在籍しています。
  • 目的別トレーニング: 医師や理学療法士、トレーナーが連携し、競技力向上、ダイエット、健康維持など、患者様の多様な目的に合わせたトレーニングプログラム(運動療法)を作成・実施することで、治療後の生活への完全復帰をサポートします。

グループ連携による継続サポート体制

長引く痛みに苦しんだ患者様にとって、治療が終了した後も「再発しないか」「このまま活動を続けて大丈夫か」という不安は残ります。アレックスメディカルグループは、診断から治療、リハビリテーション、そしてその後の生活に至るまで、途切れることのない統合的なサポート体制を構築しています。

途切れない、一貫した治療計画の提供

グループ内の各クリニックは、患者様の情報や治療方針を共有しています。これにより、どのクリニックで診察を受けても、診断から治療、術後のリハビリテーションと運動療法まで、患者様にとって途切れない、一貫した治療計画が実行されます。

保険診療終了後も続くサポート

当グループは、保険診療の範囲に留まらず、先進医療やスポーツ装具の提供に加え、パーソナルコンディショニングなど、多様なサービスを提供しています。これは、患者様が完全に復帰した後、その状態を維持し、長期的な健康を確保するために不可欠な継続サポート体制です。当グループは、治療の終わりではなく、その先の完全復帰と持続的な健康維持までを視野に入れたサポートを提供します。

治療事例の紹介

アレックスメディカルグループでは、TENEX治療だけでなく、その後のリハビリテーションと運動療法まで連携して行うことで、完全復帰を実現します。

症例:40代女性、肘関節の痛み(テニス肘)

これまでの経過 半年前より、テニスのプレー中に痛みを感じるようになった。最近では日常生活の動作でも痛みが出るようになり、テニスのプレーは困難な状態であった。

当院の治療: TENEX治療を行い、その後はリハビリテーションで復帰までのサポートを行った。治療後3ヶ月で、競技復帰が可能となった。治療後のエコー画像でも、炎症が軽減していることが確認された。

TENEX後のリハビリテーション: TENEX治療後、肘関節の可動域訓練と肩甲骨周囲の筋力低下を認めたため、可動域訓練と筋力訓練を中心的に進めた。肘に負担のかかる動作エラーも確認されたため、その修正も行った。

対応クリニックのご紹介

東京エリア

長野エリア

先進治療
WEB予約WEB予約
LINE公式LINE公式