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投球障害肘(内側部障害)のリハビリテーション
リハビリテーションでは、肘の痛みの消失を優先します。
痛みの消失後に、肘の可動域訓練と肘の筋力強化運動を始めます。
投球動作は下半身→体幹→上半身の順に進んでいく全身運動であるため、肘だけではなく下半身や体幹の柔軟性や筋力も大切です。
肘の痛みが強いとき
痛みをなくすために肘の安静を優先します。
肘の内側の痛みがなくなるまで投球を休止します。
利き手側で重い荷物を持つことを禁止します。
安静時痛、腫れ、 夜間痛が消失した後
肘関節の可動域訓練
腕の筋肉の張りや硬さがあると肘の曲げ伸ばしが十分にできなくなります。
理学療法士が行う可動域訓練やセルフストレッチで肘まわりの筋肉の緊張をゆるめていきます。

写真① 理学療法士が行う可動域訓練

写真② ご自身でも行なえる肘のストレッチ
筋力トレーニング
投球動作のときに、肘関節にかかる負担を減らすために筋力の強化が必要です。

写真③ ゴムバンドを使ったトレーニング
柔軟性の獲得
投球動作は全身運動であるため、下半身、体幹、上半身や左右での動かしにくさがないように整えていきます。

写真④ 体幹の柔軟性をチェックする検査(モデルは右投げ)
肘が真上に近づくほど、柔軟性があると判断できます。
投球プログラム
医師の許可が出たら投球開始プログラムへと移行します。
- シャドーピッチング
- ネットスロー
- 塁間距離の半分の距離でのキャッチボール
- 塁間距離でのキャッチボール
- 塁間対角線でのキャッチボール
- 塁間対角線+10~15mのキャッチボール
まずは、シャドーピッチング、ネットスローでフォームづくりから開始します。
塁間距離の半分からボールを投げていき、リハビリスタッフの指示で段階的に距離を延ばしていきます。
※治療方法は、症状によって異なります。
医師が診察を行い、治療方針を決めていきますので、肘に痛みがある場合は自己判断せず、医師やリハビリスタッフにご相談ください。
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