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前十字靭帯損傷(術後リハビリテーション)
膝前十字靭帯損傷の手術:手術後のリハビリ内容
前十字靱帯損傷の手術後のリハビリテーション
当院では前十字靭帯損傷に対して関節鏡視下で半腱様筋・薄筋(STG)または骨付き膝蓋腱(BTB)を用いて再建術を行っています。
ここでは、半月板損傷などの合併症がなく、前十字靭帯再建術のみを行った場合の術後リハビリテーションについてご紹介いたします。
手術翌日~約1か月
- 手術翌日から痛みの無い範囲で足に体重を掛けていきます。
- 手術後からニーブレースという装具を使って膝を伸ばしたまま固定して保護します。
リハビリを行うときはこの装具を外して痛みの無い範囲で膝を動かしていきます。

膝の腫れが治まった後、ニーブレースから硬性装具に変更します。ニーブレースと違って硬性装具では膝を自由に曲げたり伸ばしたりすることが可能になります。
- 筋力の低下を防ぐために大腿四頭筋を主とした筋力強化を行っていきます。まずは、前十字靭帯に負荷のかからない寝た姿勢や座った姿勢でのトレーニングから始めていきます。
- 約1か月で松葉杖を使わずに歩けるようになることを目標にリハビリを行います。
術後約1か月~3か月
- 体重をかけたときに痛みが無ければ、徐々にスクワットなどの荷重トレーニングを開始し、状態に応じてバランストレーニングなども行っていきます。

術後3か月~6か月
- 術後3か月前後で膝の筋力を測定します。手術をしていない膝の筋力と比較して、約8割程度の筋力が獲得できていればジョギングを許可していきます。

- スクワットなどの筋力強化に加えて足を素早く動かす運動(アジリティートレーニング)も行っていきます。

術後6か月~
- 術後6か月前後で再度膝の筋力を測定します。
- この時期から、スポーツ復帰を見据えてスポーツ特有の動作も取り入れながらリハビリテーションを行います。

- 筋力測定の結果と十分な可動域に加え、各スポーツ種目に必要な動作が出来るようになれば、段階的に競技復帰していきます。最初は相手のいない練習から開始し、次に対人練習に参加、問題なければ試合などを含めて完全復帰を許可します。
※手術の内容、スポーツ種目などによりリハビリの内容や復帰時期が異なりますので、担当医やリハビリの担当者にご確認ください。
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