関節鏡視下手術
関節の痛みや不安定感でお困りの方へ
肩、膝、股関節などの関節の痛みや不安定感が長引き、日常生活やスポーツ活動に大きな支障をきたしていませんか。
関節のトラブルは、放置すると症状が悪化し、関節が固まってしまう「凍結肩」や「変形性関節症」への進行を招くことがあります。
もし、保存療法(手術以外の治療)を続けても痛みが改善しない場合や、スポーツへの早期復帰を強く望まれる場合は、損傷した組織を最小限の負担で修復する「関節鏡視下手術」が有効な選択肢となります。
当院では、高度な専門医療と最新設備をもって、患者様一人ひとりの病状と目標に真摯に向き合い、確実な機能回復と生活の質の向上を全力でサポートいたします。
このようなお悩みはありませんか?
「年のせい」と諦める必要はありません。下記のような症状がある場合は、専門的な診断と治療が必要です。
- 数週間以上、肩や膝の痛みが続き、日常生活に支障が出ている。
- 夜間痛が強く、満足に眠れない状態が続いている。
- 関節が何度も外れる、またはグラつくような不安定感がある。
- 投球やランニングなどのスポーツ動作時に、長引く違和感や動作障害がある。
- 他院で診断がつかなかった、あるいは長期間治療したが改善が見られなかった。
関節鏡視下手術とは
関節鏡視下手術とは、数ミリ程度の小さな切開から「関節鏡(小型カメラ)」と専用の器具を挿入し、モニターで関節内部の状態を詳細に観察しながら、損傷した組織の修復を行う手術方法です。
低侵襲な手術と当院の強み
従来の大きく切開する手術に比べ、体への負担(侵襲)が極めて少ないことが特徴です。これにより、術後の痛みが軽減され、回復が早く、早期の社会復帰やスポーツ復帰を目指すことができます。
当院は、患者様の回復を支えるために高度な技術と設備を提供しており、関節鏡手術に特化した手術室を3室完備しています。熟練した医師と最新の関節鏡システムにより、年間1,000件の手術実績を誇る体制で、負担の少ない質の高い手術を提供しています。
関節鏡視下手術の対象となる主な疾患
関節鏡視下手術は、体表に近い大きな関節だけでなく、複雑な構造を持つ小さな関節の内部まで正確にアプローチし、様々な損傷を修復するために用いられます。
- 肩関節:腱板損傷、肩関節脱臼(習慣性脱臼)、上方関節唇(SLAP)損傷
- 膝関節:前十字靭帯損傷、半月板損傷、膝蓋骨不安定症、離断性骨軟骨炎
- 股関節:股関節唇損傷、大腿骨臼蓋縁インピンジメント症候群(FAI)
- 肘関節:離断性骨軟骨炎、肘部管症候群、三角繊維軟骨複合体(TFCC)損傷
- 足関節:外側靭帯損傷、変形性足関節症、アキレス腱断裂
AR-Ex尾山台整形外科の強み
機能回復を支えるトータルサポート
手術が無事に終わっても、治療のゴールは達成されていません。目標とするスポーツ活動や元の生活に戻るためには、適切なリハビリテーションが不可欠です。
- 一貫した継続的なサポート:当院では整形外科の診断・治療に加え、リハビリテーション科を併設しています。痛みの原因特定から治療、そして術後の機能回復まで、途切れることのない一貫した継続的なサポートを提供し、痛みの根本的な解決を目指します。
- 専門家による連携:手術や注射による治療を担当する医師と、機能回復のエキスパートである理学療法士が常に情報を共有し、連携しています。理学療法士が患者様の細かな機能評価や生活状況を医師にフィードバックすることで、治療計画の精度を高め、早期回復や再発予防につなげています。
- 個別リハビリプログラム:術後の可動域回復、筋力・安定性向上、そして再発予防のためのスポーツ動作復帰トレーニングまで、患者様個別のプログラムを作成し、確実な復帰をサポートします。
詳細な手術・治療について
ここでは、関節鏡視下手術の具体的な治療方針、および各部位の主な術式について、より詳しくご案内します。
治療方針と鏡視下手術の概念
当院では、患者様に来院される方の90%以上は手術を必要としないことから、保存療法(リハビリ等)を第一に考えます。保存療法で改善が見られず、他に治療法がない場合に限り、最終手段として手術をご提案します。
関節鏡視下手術は、直径1〜4mmの細いカメラ(関節鏡)を関節内に挿入し、非常に精密に行う手術です。身体への負担が少ないのが特徴です。
部位別・主な鏡視下手術(術式例)
関節鏡を用いると関節内部を詳細に観察できるため、損傷部位を正確に特定し、術後のリハビリテーションや運動療法を的確に行うことができます。
| 部位 | 主な術式名 | 概要 |
| 膝関節 | 鏡視下前十字靭帯再建術、半月板切除術/縫合術 | スポーツ復帰を目指すための靭帯再建、半月板損傷に対する温存・修復手術。 |
| 肩関節 | 鏡視下腱板修復術、鏡視下Bankart修復術 | 腱板断裂に対する精密な縫合手術、反復性肩関節脱臼に対する安定化手術。 |
| 股関節 | 股関節唇損傷に対する手術療法 | 股関節の痛みや引っかかり感の原因となる損傷の修復。 |
| 足関節 | 足関節外側靭帯損傷の手術、腓骨筋腱脱臼の手術 | 慢性的な足首の不安定性に対する修復など。 |
| 肘関節 | 上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対する手術療法 | 野球肘など、成長期のスポーツ障害に対する軟骨修復。 |
| 手関節 | TFCC損傷の関節鏡での手術 | 手首の小指側の痛み(三角繊維軟骨複合体損傷)に対する鏡視下修復。 |
より具体的な術式のご紹介は、こちらをご覧ください。→関節鏡視下手術について
手術・入院のご案内と流れ
手術が決定した患者様が安全に治療を受け、スムーズに回復できるよう、術前から退院までの手順と入院生活についてご案内します。
手術を受けるまでの手順(外来〜入院前)
手術決定後、安全な手術のために入院・手術日を決定し、必要な準備を行います。
手術決定から入院までの詳細については、こちらをご確認ください。 → 手術・入院のご案内
手術決定後に行う準備
- 術前リハビリと筋力測定を行います。
- 手術4週間前より禁煙をお願いします。守れない場合、手術が延期・中止になる可能性があります。
- 手術5日前からは、体温測定の記録と行動管理(不要不急の外出自粛)をお願いしています。
術前検査
手術の4〜6週間前に、採血、採尿、心電図、胸部レントゲンなどを行います。既往歴や健康状態により検査内容は異なります。検査後、執刀医や麻酔科医が評価し、手術の可否を最終的に判断します。
入院生活と手術当日の流れ
- 入院:手術前日の13時までに入院していただきます。看護師によるオリエンテーションや体調確認を行います。
- 手術当日: 手術時間に合わせて準備(弾性ストッキング着用、T字帯への履き替え、点滴接続)を行い、手術室へ向かいます。
入院中のタイムテーブル
起床、食事(朝・昼・夕)、リハビリ、消灯の時間が設定されています。詳細は入院時の案内に従ってください。当院では専門スタッフがチームとなり、早期復帰をサポートします。
入院に必要な持ち物
- 下着、靴下、Tシャツ、ジャージなどの衣類
- タオル、バスタオル、洗面用具、コップ、ティッシュ、イヤホン
- お薬手帳、現在服用中のお薬、保険証、診察券
- 手術後から必要となるもの:室内履き(かかとのある滑りにくいもの)、装具(必要な方のみ)
手術・入院費用(概算)
手術・入院費用は、退院後の銀行振込となります。下記費用一覧は健康保険証3割負担の方の場合の概算であり、治療内容により金額は前後することをご了承ください。
より詳細な術式ごとの費用、入院期間、術後装具の概算費用は、こちらをご覧ください。→手術・入院費用
部位別・主な術式と概算費用
| 部位 | 術式 | 入院期間 | 概算(3割負担) |
| 膝関節 | 関節鏡視下前十字靭帯再建術 | 5日間 | 25〜29万円 |
| 関節鏡視下半月板切除術 | 3日間 | 10〜14万円 | |
| 肩関節 | 関節鏡下腱板断裂手術 | 5日間 | 25〜36万円 |
| 関節鏡下関節唇形成術 | 4日間 | 22〜34万円 | |
| 股関節 | 関節鏡下関節唇形成術 | 8日間 | 35〜45万円 |
| 足関節 | 関節鏡下関節鼠摘出手術 | 5日間 | 13〜17万円 |
| 脊椎 | PED(椎間板ヘルニア) | 4日間 | 18〜24万円 |
高額医療費制度について
手術が決まった時点でご加入の医療保険(社保・国保など)へ事前手続きをしていただくことで、入院中(もしくは退院時)の支払い金額が高額医療の限度額までとなり、超過分の支払いをしなくても済む制度です。
高額医療費制度の申請手続きと詳細はこちら→ 高額療養費について
早期の相談が、回復への第一歩です
長引く痛みや違和感を放置し、症状が進行してしまうと、回復までに時間や労力がかかってしまう場合があります。
肩や膝などの関節トラブルは、重症化する前に早期に正確な診断を得て適切な対応を始めることが、最も早期の回復につながる鍵となります。
当院は、最先端の診断技術、低侵襲な手術、そしてグループ連携によるトータルサポートにより、あなたの「もう一度思い切り動かしたい」という切実な想いを全力でサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。