タオル押し運動+脚上げ運動
今回ご紹介する運動は、「タオル押し運動+脚上げ運動」です。
前回、膝・大腿四頭筋を鍛える「タオル押し運動」のご紹介をいたしました。
今回はその応用編であり、筋肉にかかる負荷が少し上がります。
STEP1
タオル押し運動をまだ行ったことがない方は、前回の運動を参照しタオル押し運動から始めましょう!
STEP2
タオル押し運動を行い、膝の前面に力が入る(硬くなる)感覚があり、20回続けることが出来ましたら「タオル押し運動+脚上げ運動」へ!!
対象
変形性膝関節症の方 下肢の術後早期の方 松葉杖での免荷期間中の方
方法
①バスタオルを用意します。
②バスタオルを丸めて、鍛えたい膝の裏(膝が曲がる関節部)に置いて仰向けに寝ます。
③タオルを置いていない反対側の膝は、曲げましょう。
④膝を伸ばすように、タオルを押しつぶしてください。
⑤つま先は、軽く天井へ向けると膝の力が入りやすくなるでしょう。(足の指が反り返るほど力を入れる必要はありません)
⑥膝の前面に力が入ることが確認出来たら、力を入れたまま脚全体を浮かし、上に向かって持ち上げていきます。
⑦反対側の立てている膝の高さを目標に、3秒かけて脚全体を持ち上げていきましょう。
⑧力を入れたまま、反対側の膝の高さで3秒止めます。
⑨3秒数えたら、力を入れたまま床に向かって3秒かけながら脚をおろしていきます。
⑩脚が床におりたら力を抜いてリラックスしてください。これで1回とします。1セット10回を目安に行います。
⑪1日2~3セットを目標に行ってみましょう。
注意事項
※押す時間やセット数は、あくまでも目安です。
※脚を持ち上げる際に、腰を反らないように注意してください。
※持ち上げる高さは、反対側の膝の高さを目標としていますが、難しい方はタオルから脚が少し浮くだけでも十分な運動になります。
最後に
タオル押し運動+脚上げ運動は、タオル押し運動を応用した運動です。
まずはタオル押し運動から開始し、膝の前面に力が入る感覚が出てきてからこの運動を行いましょう。
実施方法や回数設定、その他ご不明な点がございましたら、医師または担当の理学療法士、トレーナーにお気兼ねなくご相談下さい。