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なんで肩が外れるの?肩の脱臼の治し方~肩関節脱臼治療のQ&A~

目次
  1. 肩の脱臼とは
    1. Q.肩の脱臼ってなんですか?
    2. Q.どういう時に手術になるの?
    3. Q.関節鏡手術の良いところは?
    4. Q.手術のあとはどうなるの?
    5. Q.手術にはどのような種類がある?
  2. 手術を受けるにあたって
    1. Q.手術前の検査(術前検査)は何をするの?
    2. Q.手術前にやっておくべきことはありますか?
    3. Q.手術費用はいくらかかる?
    4. Q.手術時間や入院期間について
  3. 手術後のスポーツ復帰の期間と注意点
    1. Q.どれくらいで肩を動かせるようになりますか?
    2. Q.日常生活や仕事復帰はどれくらいでできるようになりますか?
    3. Q.スポーツ復帰はどれくらいでできますか?
    4. Q.術後の痛みはいつ治りますか?
    5. Q.装具固定中、入浴はどうしたらよいですか?
    6. Q.就寝時も装具固定をする必要がありますか?
    7. Q:術前のリハビリは必要ですか?
    8. Q:術前はどのようなリハビリをしますか?
    9. Q.入院中もリハビリは行いますか?
    10. Q.退院後はどれくらいの頻度でリハビリに通う必要がありますか?
    11. Q:スポーツ復帰までどのようなリハビリをしますか?
  4. 肩の外来のご案内
    1. Q.肩専門の医師を教えてください。
    2. Q.それぞれ医師の専門分野は何ですか
    3. Q.肩を専門としている医師の特徴は何ですか
    4. Q.他の医師との違いはなんですか
    5. Q.肩専門医の診療日はいつですか
    6. Q.予約はどのように取ればいいですか
    7. Q.予約しなくても受診できますか
    8. Q.受付時間は何時ですか
    9. Q.紹介状は必要ですか

肩の脱臼とは

Q.肩の脱臼ってなんですか?

A)脱臼とは上腕骨と肩甲骨からなる肩関節がはずれて、骨の位置が関節からずれてしまった状態のことをいいます。
自分で外れた関節を戻せる程度を亜脱臼、他人に戻してもらわなければならないのを脱臼といって区別しますが、本質的には同じ傷害です。脱臼の種類として、外傷を伴わない非外傷性脱臼と、衝撃などの外力によって脱臼する外傷性脱臼があります。外傷性の脱臼では自分では動かせないほどの痛みと肩甲骨関節窩骨折や上腕骨頭の損傷が生じます。
受診後すぐに骨を元の関節の位置に戻し、3週間スリング固定するとほとんどは回復しますが、治療をしないで放置していたり、骨折を伴うときは手術が必要になることもあります。
肩関節は脱臼が起こりやすい関節で、ラグビー・柔道・アメリカンフットボールなどの体がぶつかり合うスポーツに多く見られます。
若年者ほど脱臼を繰り返しやすく、10歳代に初回脱臼した場合は、80~90%再発するのに対し、40歳以降での再発は多くはありません。
<症状>
外傷性の脱臼の場合、ガクッという音とともに関節がずれます。激しい痛みと腫れが生じ、本来の関節の動きが制限されます。関節に骨折を伴うこともありますが、脱臼だけでも関節の位置異常が起こるため、外見上は分からない場合もあります。
1度脱臼を起こすと、その後は外れやすくなり、脱臼の回数が増えるごとにわずかな力で脱臼が起こるようになり、スポーツだけでなく寝返りといった日常動作でも脱臼しやすくなります。
     
 

Q.どういう時に手術になるの?

A)肩関節を安定化させている組織(主に関節包や関節唇、靭帯)が脱臼時に損傷します。一度損傷すると保存療法を行っても肩関節の脱臼を繰り返してしまうようになり、回数を重ねるごとに日常生活を送るうえでのささいな動作や外力で肩関節の不安感を生じてしまう場合が多いです。そのため、完全に修復するにあたり手術療法が選択されます。
また、初回の脱臼であってもコンタクトスポーツを続ける場合や仕事の内容上肩関節をよく使う場合など生活背景を踏まえ手術を検討することがあります。
 

Q.関節鏡手術の良いところは?

A)傷が小さい・術後の痛みが少ないという一般的な内視鏡手術のメリットだけでなく、関節鏡を用いることにより、周囲の筋肉や靭帯を損傷することなく関節内に到達し、処置を行うことができます。加えて、患部をカメラで拡大した状態で観察することができ、小さな病変も見逃さずに処置をすることができます。また、手術を受ける最大のメリットとしては、肩関節の不安定感と痛みの消失が期待できると言えます。
 

Q.手術のあとはどうなるの?

A)手術を終えた直後から処置した部位の安静を保つためにウルトラスリングと呼ばれる装具を装着する必要があり、徐々に肩関節の可動域を広げていく訓練や筋力トレーニングの負荷をかけていきます。手術のデメリットとしては、医師から定められた期間は装具の装着と肩を動かすことができる角度や動作に制限があるため、自宅や仕事などの生活スタイルを変化させる必要があります。

 

Q.手術にはどのような種類がある?

A)当院では主に下記の手術をおこなっています。
〇関節鏡視下Bankart(バンカート)修復術
Bankart(バンカート)病変とは 肩関節の脱臼時に、肩関節の安定化をさせる組織(関節包や関節唇、関節包靭帯複合体)の損傷、関節窩の骨折を含めてBankart(バンカート)病変と呼びます。 一度損傷すると肩関節の安定性が大幅に低下し、再脱臼を引き起こします。
手術方法
①関節鏡視下で手術を行うため、肩関節の前方・後方に約1cmの穴(約3~4ヵ所)を開けます。 ②そこに小さな内視鏡を挿入し、受け皿である関節窩やその周囲にある関節唇の状態を観察します。
③損傷した関節唇に対して、一度関節窩から関節唇を引き離す作業を行います。 ④その際に関節窩に対して溝を作成し、固定用にアンカーを埋め込み、そこから出る糸で関節窩と関節唇を結びつけ、補強します。
 
〇関節鏡視下BankartーBristow(バンカートブリストー)法(烏口突起移行術)
手術方法
①肩甲骨の一部である烏口突起の先端を付着している筋・腱ごと切り離します。 ②肩関節の前方に位置する肩甲下筋を線維方向に切開します。 ③切開した部分に剥離した烏口突起の先端を関節窩前方に設置しスクリューを用いて固定します。烏口突起に付着している 筋・腱・肩甲下筋があることでより前方への制動効果を得ることができます。

手術を受けるにあたって

Q.手術前の検査(術前検査)は何をするの?

当院では手術決定後、手術が安全に行えるよう術前検査を行います。
〇術前検査(手術より4-6週間前に施行)
・採血、尿検査、心電図。胸部レントゲン、呼吸機能検査(対象者)
※術前検査を受けられる患者様へのリンクに飛ぶ(資料参照)
・喫煙をされている方は手術4週間前より禁煙をお願いします
指定期間より禁煙が行えない場合は手術の延期・中止の場合があります※禁煙によるリスク(HP上のリンクに飛ぶようにする)
〇手術前リハビリ
・手術後はウルトラスリングという装具を装着しての生活となります。入院前に外来リハビリで手術後着用する装具の装着の練習や現在の筋力の状態を確認しリハビリを行っています。
 

Q.手術前にやっておくべきことはありますか?

A)手術後から装具を装着するため、更衣がしやすい衣服を選んで おいてください。前開きで少し大きめのサイズの衣服が着用しやすいです。また手術後は、手術をした方の手は使用することができないため、片手での生活をイメージし、自宅の環境調整が必要です。
利き腕の手術をされる方は、非利き手での食事摂取や更衣の練習を入院前にしておいてください。
 

Q.手術費用はいくらかかる?

〇入院・手術費用(3割負担)
関節鏡下肩関節唇形成術:20-26万円(入院費としての総額ですが、個室を希望すると別途お部屋代が発生します)
治療内容により多少前後する可能性があります。
医療費に関しては、高額療養費制度が利用可能です。病院や診療所で支払った同一月の医療費が一定額を超えた場合、本人の申請により自己負担が軽減される制度です。利用にあたっては、加入している医療保険に申請が必要です。詳しくはこちらをご覧ください。(厚生省のHPなど案内)
〇装具費用
肩関節脱臼術後装具(ウルトラスリングⅢ):27,615円
術前に装具技師の外来を受診し、サイズを合わせて付け方を指導します。装具技師が装具指導をすることで保険が使えるので3割の自己負担額で購入が可能となります。
 

Q.手術時間や入院期間について

A)手術時間と入院期間は以下の通りです。
〇手術時間:約1.5~2時間 
(鏡視下Bankart&Bristow法→約3時間)
〇入院期間:3泊4日(術式による変動はございません)

手術後のスポーツ復帰の期間と注意点

Q.どれくらいで肩を動かせるようになりますか?

A)手術直後は修復した組織が非常に弱い時期なので、術後3週間は装具固定を行います。術後4週以降は組織の修復に合わせて少しずつ肩の動きを拡大し、術後3~4か月で日常生活の動きには不便を感じなくなります。
 

Q.日常生活や仕事復帰はどれくらいでできるようになりますか?

A)術後約1〜2ヶ月で服の脱ぎ着、お風呂にはいる動作、体を洗う動作が可能になります。術後約3〜4ヶ月でほとんどの日常生活動作の制限がなくなり、軽作業(デスクワークなど)もできるようになります。術後約6ヶ月で手術した部位の修復が良好で筋力も十分に回復していれば、徐々に重労働(重い物を運ぶなど)ができるようになります。
 

Q.スポーツ復帰はどれくらいでできますか?

A)6〜8ヶ月でのスポーツ復帰を目指します。術後6ヶ月時点でMRI検査(手術した部位の修復が良好であるか確認)、関節可動域検査(肩の動きが制限なく獲得できているか確認)、筋力測定(筋力が手術前と同じ、または手術していない側と同じ程度に回復しているか確認)を行い、状態が良ければ段階的にスポーツ復帰していきます。
※その他、手術の内容やスポーツの内容・年齢によって復帰時期が異なる場合があります。

Q.術後の痛みはいつ治りますか?

A)術後約3週間は手術による侵襲によって炎症が起こっている時期で、傷口の周りや関節の中に痛みや腫れが生じます。炎症が落ち着いてくると、徐々に痛みと腫れが軽減していきます。この時期に傷口に膿ができていたり、感覚障害(痺れや感覚の鈍さ)がある場合はすぐに医師や理学療法士にご相談ください。また、術後4週以降装具を外して肩を動かしていく際に、過度な負担がかかると痛みや腫れが再発する可能性があるため、日常生活での使い方に注意する必要があります。
 

Q.装具固定中、入浴はどうしたらよいですか?

A)入浴時は装具固定から三角巾固定に変えます。装具と三角巾の着脱の仕方は、入院中のリハビリ時に練習します。また、傷口が安定するまではシャワーのみ可能で、医師から許可が出たら浴槽に浸かることができます。
 

Q.就寝時も装具固定をする必要がありますか?

A)就寝時も装具は外さずに、付けたまま寝てください。寝返りなどで肩関節が動いてしまうと、痛みが出たり、再脱臼のリスクがあります。必要に応じて肩や肘の下にタオルを敷いて安定させることで、楽に寝ることができます。詳しい方法は担当理学療法士にお聞きください。
 
 

Q:術前のリハビリは必要ですか?

A)必要です。術後は肩関節を固定する期間があったり、固定が外れてもいきなり普段どおり動かせるわけではありません。そうすると肩の動きの制限や筋力低下が必ず生じます。術前に肩の動きの制限や筋力を高めておくことで、術後の肩の動きの制限や筋力低下を最小限に抑え、スムーズにリハビリを進めることができます。日常生活動作の獲得やスポーツ復帰時期にも影響するので、術前のリハビリは非常に重要です。
 

Q:術前はどのようなリハビリをしますか?

A) 主に肩関節の動きの改善、肩関節周囲の筋力強化、術後の生活の準備・確認を行ます。
①肩関節の動きの改善:肩関節の動きになるべく制限がないよう、筋肉の柔軟性や肩関節の動きの改善を行います
例:ストレッチ、マッサージ
②肩関節周囲の筋力強化:肩のインナーマッスルや肩甲骨を安定して動かす練習を行います
例:チューブトレーニング、肩甲骨を内側に寄せる運動
③術後の生活の準備・確認:術後は肩関節を動かせない時期があったり、動かせるようになっても最初から普段通りに動かせるわけではありません。動きを制限していても、慣れない装具の着脱や着替えの時に無意識に動かしてしまい、痛みが出てしまうことがあります。術前にできるだけ術後の生活(片腕が使えない生活)をイメージして練習し、術後安心して生活できるようにします。もし不安や疑問があれば、遠慮なく質問してください。
例:装具着脱・衣服の着脱・入浴の練習

患者さんと担当のリハビリスタッフとで術後リハビリの計画やスポーツ復帰までの流れを確認します。
例:術後の生活を助けてくれる人はいるか?どの程度手伝ってもらえそうか?装具を着脱する環境が整っているか?
 

Q.入院中もリハビリは行いますか?

A)入院中もリハビリを行います。入院中は入院患者様専用のリハビリ室でリハビリを行います。
入院日:術前の肩関節の動きや筋力の検査・装具の着脱練習・装具を装着した状態でのポジショニング指導(就寝時の姿勢、日中の姿勢)を行います。
手術当日:ベッド上でのポジショニング練習や、痺れや感覚障害の有無の確認、肩甲骨周囲のマッサージ・肘の動作の確認をします。
手術翌日から退院日:装具の使用方法やポジショニング、禁忌動作を確認します。術後自宅での生活でわからないことや不安なことをなるべく解決しましょう。忘れないように動画撮影することも可能です。
 
 

Q.退院後はどれくらいの頻度でリハビリに通う必要がありますか?

A)術後早期は2~3回/週、状態が良ければ1~2/週の頻度が目安となります。担当の医師や理学療法士と相談して決めます。遠方で通院が難しい場合は、オンラインリハビリも行なっています。(詳しくは担当者にご確認ください)
 

Q:スポーツ復帰までどのようなリハビリをしますか?

A)保護期(術後1週~)
この時期は修復した組織がまだ弱い段階です。肩関節を無理に動かすと組織に負担がかかってしまうため、基本的に肩関節は動かせません。そのため、リハビリでは肩関節周囲筋のマッサージや肩関節以外(肩甲骨、体幹、肘関節)の運動療法を行います。
 
中間期(術後4週~)
装具固定が終わり、徐々に肩関節の動きを出し、インナーマッスルのトレーニングを段階的に行っていきます。装具は外れますが、組織の強度はまだ弱い段階なので無理には動かさず、徐々に肩関節を動かしていきます。
例)テーブルスライド、振り子運動、腱板筋トレーニング
 
筋力強化期(術後9週~)
脇を開いた状態でのインナーマッスルのトレーニングや、腕や手を地面について自分の体重を部分的に支える荷重トレーニングを行っていきます。日常生活では頭より上に腕をあげる動作も徐々に行っていきます。
例)腱板筋トレーニング、壁立て伏せ・プランク
 
アドバンス期(術後3ヶ月~)
徐々にトレーニングのレベルや強度を上げていきます。プッシュアップや四つ這い歩きなどの動きの中で肩関節を安定させるトレーニングを行います。スポーツではランニングやダッシュ、瞬発系トレーニングを段階的に行います。
例)プッシュアップ、ダッシュ、瞬発系トレーニング
 
スポーツ復帰(術後6ヶ月~)
痛みに注意しながら、ウエイトトレーニングの強度を上げていきます。また、オーバーヘッド動作(投球、スマッシュ、スパイク)や、コンタクト動作(タックル)などのスポーツ動作のトレーニングを行っていきます。競技特性に合わせてアスレティックリハビリテーションを行い、競技復帰を目指します。
 

肩の外来のご案内

Q.肩専門の医師を教えてください。

A)当院では主に平田医師、久保医師、木崎医師、中島医師の4名が肩関節を専門としています。
 

Q.それぞれ医師の専門分野は何ですか

A)
●平田医師は、肩関節・肘関節外科、野球肘(離断性骨軟骨炎)などの成長期のスポーツ障害、スポーツ整形外科、運動器(骨・関節・靭帯・腱・筋肉)の超音波診療、肩関節・肘関節の関節鏡視下手術
(2023年第34回日本整形外科超音波学会 会長)
●久保医師は、関節外科、スポーツ整形外科、難治疼痛外来、運動器超音波診療、肩関節・股関節・膝関節の関節鏡視下手術
●木崎医師は、肩関節、膝関節、肩関節の関節鏡視下手術
●中島医師は肩関節、膝関節、スポーツ整形外科、肩関節の関節鏡視下手術
 

Q.肩を専門としている医師の特徴は何ですか

A)触診等を行い機能障害の場所や状態などから原因追及を行うことです。理学所見を元に画像診断を行うことでより正確な治療を行います。肩関節のみにとらわれず全身の連動性なども考慮して診断・治療を行います。スポーツ選手の治療実績が豊富です。
 

Q.他の医師との違いはなんですか

A.)最新の超音波診断装置を用い、運動器傷害の診断、超音波ガイド下で多角的に治療を行います。
注射の際、痛み止めだけでなく、原因組織の筋肉の動きを促す注射(トリガーポイントやハイドロリリース)も一緒に行い、リハビリをしやすい環境を整えます。

Q.肩専門医の診療日はいつですか

A. 診療案内 をご参照ください。

 

Q.予約はどのように取ればいいですか

A) LINE予約・Web予約、電話予約ができます。
但し、平田医師の診察予約は施設へ直接お電話ください。LINE予約・Web予約では対応しておりません。
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Q.予約しなくても受診できますか

A)予約が無い方は受付時間内にお越し頂ければ診察可能ですが、予約優先のためお待ち時間がかなり長くかかってしまいます。
但し、平田医師の水曜日は完全予約制となります。予約がない方はお受けできません。
 

Q.受付時間は何時ですか

A)平日と土曜日で受付時間が異なりますのでご注意ください。
平日:9:00~11:00/15:00~17:00
土曜日:9:00~11:00/14:00~16:00
 

Q.紹介状は必要ですか

A)紹介状がなくても受診は可能ですが、他院での受診歴がある場合はご持参いただくとスムーズに診療を行えます。
但し、患部に対し手術をうけている場合は紹介状を必ずご持参ください。


2023年10月作成
AR-Ex 尾山台整形外科
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