「anterior knee pain,patellofemoral painに対する理学療法」の勉強会

当グループのさいたま整形外科に所属する多田理学療法士がpatellofemoral pain(膝蓋大腿関節の痛み)/anterior knee pain(膝前面の痛み)に対する理学療法の勉強会を行いました。

講師:多田智顕 理学療法士
内容:patellofemoral pain(膝蓋大腿関節の痛み)/anterior knee pain(膝前面の痛み)理学療法




今回の講習内容は以下の通りです。

1.臨床でpatellofemoral pain(膝蓋大腿関節の痛み)だと疑うことができる
2.Evidence-based framework for a pathomechanical model of patellofemoral pain(膝蓋大腿関節の痛みの病態に対する根拠に基づいた骨組み)を考慮した評価を行い、疼痛に関するLocal factor(根本の原因)の機能障害を評価できる
3.Local factor(根本の原因)の機能障害に対して治療マネジメントができる

patello femoral painとは、膝前面や周囲の疼痛を指します。
また、病態が明らかでない膝前面痛のことも指し、AKP(Anterior Knee Pain)と表現されることもあります。
立ち上がり動作やウォーキング、ランニング、ジャンプ、階段、特に降段動作など下肢に負荷がかかる動作で疼痛が出現することがほとんどです。
まずは、問診を行いどのような動作で疼痛が出現するのかということを把握します。
そして、評価を行うことで骨に問題があるのか、膝関節周囲軟部組織に問題があるのか、あるいは股関節や足関節に問題があるのか等を判別したうえで、それぞれの問題に対して治療マネジメントを行います。



patellofemoral painに対しては、単体の関節に対してアプローチするだけでなく運動療法を併用しながら複数の関節に対しての介入が有効と考えられています。疼痛や受傷した時期を踏まえながら、徐々に運動レベルを上げていくことでより良いリハビリを提供していけたらと思います。


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