宇都宮医師による股関節についての勉強会
日時:令和元年6月29日(土)
場所:AR-Ex尾山台整形外科
講師:宇都宮 啓 医師
内容:股関節についての解剖や運動療法について
【解剖】
股関節は、骨盤と大腿骨で構成され、多くの筋が関係している関節です。肩関節の腱板筋と同様に、股関節にも筋や靭帯に緊張を加えることで股関節の安定性を獲得しています。
また股関節を屈曲(曲げていく)に連れて骨盤も動く状態を骨盤―大腿リズムといい、この状態が正常ですが、股関節が痛くなる方や腰が痛くなる方はこのリズムが崩れてしまうことが原因の1つであることがあります。これは、体幹の安定性が不足していることで生じているといわれているため、当院では骨盤の動かす運動や体幹の運動療法を行っているので、その一部を下記に紹介いたします。
【運動療法の紹介】
〇Cat&Dog
脊柱全体(背骨)の可動性や骨盤を動かす運動、体幹の深層部であるインナーマッスルと言われる部分の運動です。〇Bird&Dog
体幹の深層部にあるインナーマッスルの運動です。① 上記の腰を反らす状態になります(Cat&Dogの反らす方法と同様)
② 頭は前を向きます
③ 手のひらを上に向けて、手を上げます。
④ ①~③の状態をキープしながら、手と反対の下肢を上げます。
今回、股関節についての解剖や運動療法について学びました。
スタッフ一同、より良い治療ができるよう精進いたします。