1月22日に運動器機能解剖学研究所で行われた「肩関節に対する運動器超音波リハビリテーション」勉強会に参加してまいりました。

      
 
肩関節は痛みを引き起こしやすい関節の一つであり、当院にも肩でお困りの患者様が多く来院されます。
 
肩のリハビリにおいて、近年では末梢神経へアプローチすることが症状を改善することに非常に有効であることがわかってきています。
 
しかし末梢神経は細かく分布しており、施術者の触診のみを頼りにした治療では満足な治療効果を出せないことが問題です。
 
そこで有用になるツールが超音波であり、超音波を用いて末梢神経を「可視化」しながら治療を行うことで、その治療効果は非常に高いものとなります。
 
今回の勉強会では、末梢神経を超音波で観察しながら参加者同士で治療を行い、効果判定を確かめ合うというものでした。
 
参加者同士でも即座に関節の動きや筋力低下を改善できることを体験し、改めて末梢神経を絡めた治療を行っていくことの大切さを実感することができました。
 
本勉強会で得た知識や技術を患者様に還元し、肩でお困りの方を一人でも多く救えるよう研鑽してまいります。
 
理学療法士
依田 好平