第5回日本運動器理学療法学会学術集会参加報告
2017年9月23日(土)~24日(日)に札幌市教育文化会館で開催された第5回日本運動器理学療法学会で「膝関節屈曲時に膝関節前外側部に疼痛を訴える左膝内側半月板損傷の一症例」という演題で口述発表をしてきました。
膝を曲げた時の痛みは色々なものが考えられます。
患者様の治療を行う際に我々理学療法士は問診、画像評価(レントゲン、MRIなど)、柔軟性、筋力、姿勢・動作などを診て身体の状態を把握します。
しかしながら理学療法士は痛みの原因を視覚的にとらえることはできていませんが、超音波画像診断装置を用いることで原因を視覚的にとらえることが可能になります。
今回の患者様は超音波画像から筋肉の動きが悪いことが分かり、それが痛みの原因となっていました。
治療後は超音波画像において筋肉の動きが改善し、膝を曲げた時の痛みは消失し膝の可動性も改善しました。
筋肉の動きを視覚的にとらえて治療を行ったことで良好な治療効果が得られたと考えます。
聴衆の先生方から質問やご意見を頂き大変勉強になりました。
今後も一症例を丁寧に考え患者さんのリハビリテーションを行っていきたいと思います。