運動器リハビリテーションのための臨床解剖学講座

2022/09/07
理学療法士
依田 好平

2021年9月~2022年8月の期間で開催された「運動器リハビリテーションのための臨床解剖学講座」に参加しました。

講習会はwebを使用して、約1年をかけて計12回の講習が行われました。
講習会では全身の各関節や筋肉を中心とした解剖について学びました。
実際の肉眼解剖を学ぶことは学生時代にありましたが、理学療法士になってからは学ぶ機会がありませんでした。
 
臨床の現場で患者さんを治療していくと、なぜ痛みを引き起こしているのか、どんな組織が痛みを拾っているかなど疑問に思うことが多くあります。
 
この機会に改めて実際の解剖を勉強することは今後の治療を行っていくうえでとても意義がありました。

講習会の中でも特に股関節前面(鼠径部)の解剖に興味深いものがありました。 
鼠径部痛は臨床でも多くする疾患でこれまでは“加齢に伴う骨の変形による痛み”として扱われることが多いものでしたが、近年筋肉を中心とした組織が痛みを引き起こしている可能性がわかってきました。
 
理学療法士は骨の変形を治療することはできませんが、筋肉を中心とした組織であれば治療は十分に行えます。
今まで「加齢のせいだから」「骨の変形があるから仕方ない」と片付けられていた痛みを取り除けるようになることは、理学療法士としても大変嬉しいことであります。

「何が痛みを引き起こしているか」ということを追求していくことで、より精度の高い医療サービスを患者様に提供できるようになります。
今後も患者様が悩んでいる「痛み」の正体を追求しながら、より良い医療を行えるよう精進してまいります。


理学療法士
依田好平
 

この記事を書いたスタッフ
理学療法士
依田 好平
こんにちは!
理学療法士の依田 好平(よだ こうへい)と申します。
日々の臨床では、同じ身体の痛みでも病態や治療法は十人十色であると感じております。