変形性膝関節症に対する理学療法〜病態理解から保存療法・術後後療法まで〜 研修報告

2021/05/26

この度、2021年5月1日〜5月16日の間に開催された「変形性膝関節症に対する理学療法〜病態理解から保存療法・術後後療法まで〜」に参加しました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでの開催になりました。

今回の講習会は「そもそも痛みはどのようにして感じるのか」「変形性膝関節症の方は脳レベルで何が起きているか」など、疾患の詳細な部分まで学べたものになりました。
私たち理学療法士は解剖学、運動学、生理学の3つを軸にして治療を展開していきます。
この3つの学問は日々進化しており、常に新たな知見を得て治療を行っていくことが、整形外科のリハビリテーションを行う上でとても大切になります。
本講習会では、最新の知見を交えて講師の先生にお話しいただき、私自身の知識もよりブラッシュアップされたものになったと実感しました。

本講習会で印象的であった内容の一つに「変形性膝関節症は神経疾患と考えるべきか?」と議題がありました。
変形性膝関節症患者さんは持続する膝の痛みにより、脳の神経が変化してしまい、痛みをより強く感じて記憶してしまうとされています。
そしてその痛みの感覚が自己肯定感を低くし、さらに痛みを感じやすくなってしまうという負のスパイラルに陥ってしまうというわけです。

私たち理学療法士はいかに患者様の早く痛みをとり、日常生活やスポーツでのパフォーマンス向上につなげていけるかを課題にして治療をしています。
変形性膝関節症に限らず、一人でも多くの患者様のニーズに応えられるようこれからも研鑽してまいります。

理学療法士
依田 好平
 

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長野県佐久市岩村田1311-7
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