第1回足の構造と機能研究会学術集会参加報告
2018年5月13日(日)に大阪市森ノ宮医療大学コスモホールで開催された第1回足の構造と機能研究会学術集会で「超音波検査装置を用いたMedial tibial stress syndrome疼痛要因筋群について」という演題でポスター発表をしてきました。
Medial tibial stress syndrome(脛骨内側部障害)、一般的に『シンスプリント』と呼ばれています。この疾患の病態は分かっていないことが多くあります。
患者さんは脛骨(すねの骨)の内側に痛みを訴えますが、すねの内側には数多くの筋肉が存在しているため、臨床上どの筋肉が痛みの要因になっているのか判断がつかないことがあります。
そこで今回の研究で、痛みの要因となる筋肉や性別における痛みの発生箇所について超音波画像で検証しました。
女性の方が男性よりも痛みが脛骨(すねの骨)の下方に存在し、男女とも長趾屈筋(足の指を曲げる筋肉)が最も多く痛みの要因になっていることが分かりました。
多くの先生に発表を聴講していただき多くの質問やご意見を頂きました。
今後も研究活動を継続し患者さんの治療に還元していきます。