膝の痛みの新選択肢:異常血管を叩く「動注治療」と人工関節術後の残存痛対策

「人工関節の手術を受けたが、数年経っても痛みが引かない」「変形性膝関節症と診断され、手術しかないと言われた」――。こうした慢性的な膝の痛みに対し、AR-Ex尾山台整形外科の久保貴敬医師は、カテーテル技術を応用した「動注治療(どうちゅう・ちりょう)」という新たな選択肢を提供しています。

なぜ手術をしても「痛み」が残るのか?

変形性膝関節症(KOA)は、軟骨の変性により痛みや可動域制限を引き起こす疾患です。重症の場合、人工膝関節置換術(TKA)が行われますが、実は手術から24ヵ月が経過しても、約15%の症例で膝の痛みが残存するという報告があります。

こうした術後の残存痛に対しては、ステロイド注射などの従来の治療選択肢が少なく、多くの患者様が「手術をしたのだから仕方ない」と諦めてしまっている現状があります。

痛みの真犯人「異常血管(モヤモヤ血管)」

近年の研究により、慢性的な膝の痛みの原因として「異常血管」が注目されています。 炎症が長引くと、本来は存在しない微細な血管が新しく作られます。この血管の周囲には神経が一緒に伸びてくるため、わずかな刺激でも激しい痛みを感じやすくなるのです。

久保医師が導入している「動注治療」は、この痛みの原因となる異常血管をターゲットにした最新の治療法です。

先進的な治療技術:低侵襲な「動注治療」とは

動注治療は、動脈から薬剤を注入することで異常血管を退治し、痛みを根本から改善させるアプローチです。

この治療の特徴とメリット

  • クリニックで実施可能: 大がかりなカテーテル手術とは異なり、特別な大型機器を必要とせず、クリニックレベルで安全に施行できる術式を検討・実践しています。
  • 極めて低い身体への負担: 血管に薬剤を届ける手法のため、メスで切る必要がなく、高齢の方や術後の方でも安心して受けることができます。
  • 即効性と持続性: 炎症の元となる血管に直接アプローチするため、従来の注射で効果がなかった方でも改善が見込めます。

実績が示す劇的な改善効果

学会(JAPAN PAIN WEEK 2025)で発表された症例報告では、その高い有効性が実証されています。

【症例:73歳女性】 5年前から右膝痛が出現し、3年前に人工膝関節置換術(TKA)を施行。しかし術後も痛みに変化がなく、歩行にも支障をきたしていました。

  • 治療経過: 久保医師による動注治療を計4回実施。
  • 結果: 治療前に「8」だった痛みの尺度(NRS:0〜10の段階評価)が、4回目の治療後には「2」まで大幅に軽減。 長年悩まされていた術後の残存痛からの解放が得られました。

チーム医療で支える「術後のフォローアップ」

当グループでは単に処置を行うだけでなく、リハビリテーション専門スタッフと連携し、痛みが取れた後のスムーズな日常生活動作(ADL)への復帰をサポートします。

「もう治らない」と諦める前に、異常血管という新しい視点からの治療を検討してみませんか? 最新の知見と技術で、あなたの膝の痛みに向き合います。

担当医師のご紹介

久保 貴敬(Kubo Takanori)

AR-Ex尾山台整形外科 整形外科医師

2008年より医師としてのキャリアをスタート。プロ野球「読売ジャイアンツ」やBリーグ「信州ブレイブウォリアーズ」のチームドクターを歴任し、多くのアスリートの痛みと向き合ってきました。現在は変形性膝関節症や人工関節術後の難治性の痛みに対し、動注治療という最先端のアプローチを専門的に行っています。日本慢性疼痛学会等の学術集会で積極的に治療成績を発表し、常にエビデンスに基づいた最新医療の提供に努めています。

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