「第25回日本腰痛学会」参加報告

平成29113日・4日に、東京コンファレンスセンター品川で行われた「第25回日本腰痛学会」に参加してきました。

今学会では、腰痛に対しての運動療法や脊椎の手術、子供からアスリート、骨粗鬆症、サルコペニア、高齢者までの様々な腰痛の研究報告がある学会でした。
 

学会で脊椎外科学会における体幹筋量・背筋力とサルコペニアとの関連を学びましたのでまとめさせていただきます。
 

サルコペニアとは、加齢と関連して筋肉量が低下し、筋力や身体機能の低下が起こる症候群です。

加齢が進む中で、適切な栄養摂取や運動を行わなかった場合、筋力や身体機能の低下速度は加速するとされています。

今学会報告で、健常者群とサルコペニア群の背筋力の比較で、サルコペニア群の背筋力の方が有意に低下していたことが示唆されました。

サルコペニアの予防は、有酸素運動や筋力トレーニングなどの運動療法が有効です。

当院では高齢者に対し、できる範囲内での積極的な運動療法指導を行っております。
 

今回学んだことを生かし、今後も患者様により良い治療を提供できるよう臨床を行っていきます。

 

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