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肩関節の外来

肩の痛みや不安定感でお困りの方へ

肩関節は、人体の中で最も大きく自由度の高い関節であり、腕を前後、上下、回旋と自在に動かすための複雑な構造を持っています。その反面、外傷や長年の負担、繰り返しの使用によって損傷しやすく、日常生活やスポーツ活動に大きな支障をきたすことがあります。

「腕が上がらない」「動かすと鋭い痛みが走る」「特定の動作で引っ掛かりを感じる」「何度も肩が外れてしまう」といった症状は、日常生活やスポーツ活動に大きな支障をきたします。このような症状を「年のせいだから」と放置してしまうと、病態が悪化したり、関節の動きが固まったり(拘縮)、再発を招いたりする可能性があります。

当グループは、整形外科の中でも特にスポーツ整形外科を専門とするクリニックグループとして、肩の痛みの原因を早期に特定し、患者様の「完全復帰」を目指した最適な治療計画をご提案します。

受診をおすすめする具体的な症状

以下のような症状でお困りの場合は、早期に専門的な診断を受けることを推奨します。

  • 夜間、痛みで目が覚めてしまう、または寝返りが打てないほどの激しい痛みがある(夜間痛)。
  • 腕を持ち上げたり、動かしたりする際に、痛みや強い引っ掛かりを感じる。
  • 急激な痛みや外傷の後、痛みが数日から数週間以上持続している、あるいは徐々に痛みが悪化している。
  • 過去に肩が外れた経験があり、軽い動作でも肩に強い不安感や不安定感がある。
  • 投球や特定のスポーツ動作で違和感や痛みを感じる。
  • 以前に肩を痛めてから、肩の動き(可動域)が元に戻らない。

主な対象となる症状・疾患

当外来では、肩の痛みや機能障害を引き起こす多岐にわたる疾患に対応しております。

代表的な肩の疾患と症状の概要

  • 肩関節周囲炎(四十肩・五十肩/拘縮肩・凍結肩): 関節周囲の組織に炎症が生じることで、痛みと可動域の制限が現れます。初期には激しい夜間痛を伴い、進行すると関節が固まってしまう(拘縮)状態に至ります。
  • 腱板断裂: 肩の安定性に関わる腱板が損傷または断裂した状態です。腕が挙がらない、力が入らないといった機能障害や、夜間痛が主な症状です。加齢や外傷が原因です。
  • インピンジメント症候群: 腕を上げる動作などで、腱板や滑液包が肩峰(けんぽう)と呼ばれる骨に挟み込まれて炎症を起こす状態です。動作時の痛みや引っ掛かり感が特徴です。
  • 反復性肩関節脱臼: 一度脱臼を経験した後、その後のスポーツ活動や日常生活の小さな動作で脱臼を繰り返してしまう状態です。特に若年のコンタクトスポーツ選手に多く見られ、手術が必要となるケースも多いです。
  • 石灰性腱炎: 腱板内にカルシウム(石灰)が沈着し、突然、激しい炎症と耐えがたい激痛を引き起こす疾患です。
  • 投球障害肩 / リトルリーグショルダー: 野球やバレーボールなど、投球・スパイク動作を繰り返すことで肩に発症する痛みや動作障害です。成長期には上腕骨の成長線に損傷が生じる場合もあります。

診断から完全復帰を目指すまでの流れ

正確な診断に基づく治療計画

患者様の完全復帰という目標を達成するためには、痛みの根本原因を正確に特定することが不可欠です。当グループでは、精密な診断を通じて、患者様の生活や競技レベルを考慮した最適な治療計画をご提案します。

  1. 詳細な問診と機能評価: 症状の経過、日常生活での困りごと、スポーツ歴を丁寧に確認します。さらに、肩の可動域、筋力、関節の安定性などを細かく評価し、治療方針の土台とします。
  2. 超音波診断装置(エコー)を活用した画像診断: X線(レントゲン)検査で骨の異常や変形、石灰化の有無を確認するほか、特に超音波診断装置(エコー)を積極的に用います。エコーは、筋肉や腱といった軟部組織の損傷や炎症の状態をリアルタイムで確認できるため、この精度の高い診断により、痛みの原因がどこにあるのかを明確にし、その後のリハビリテーションや治療(手術)の精度向上に直結させます。

アレックスメディカルグループの治療哲学:「治療・リハビリ・運動療法」

当グループの治療のゴールは、単に「痛みが和らぐこと」ではありません。痛みのない状態に戻るだけでなく、活動性を取り戻し、再発を予防した「完全復帰」を目標としています。この目標を実現するため、私たちは3つの専門分野を連携させる独自の治療の考え方を根幹に置いています

  • 治療 (A): 低侵襲な関節鏡視下手術など、最小限の負担で1mmの精度にこだわった高度な治療を追求し、早期の社会復帰を目指します。傷が小さく、術後の痛みや筋力低下のリスクを抑え、早期の社会復帰を実現します。
  • リハビリテーション (R): 超音波による治療部位の可視化技術や、医師とのチーム連携に基づき、科学的根拠に基づく個別プログラムで徹底した機能回復を目指します。超音波による治療部位の可視化を活用し、根拠のあるプログラムで機能回復を徹底します。
  • 運動療法 (Ex): 理学療法士とトレーナーが連携し、再発予防のための身体づくり、競技力向上、長期的な健康維持までをサポートします。再発予防と身体機能の長期的向上を目指し、復帰後の競技力向上や健康維持まで継続的にサポートします。

最小限の負担で最大限の効果を追求する「治療」(A)

手術が必要と判断された場合でも、患者様の身体への負担を最小限に抑える「低侵襲」な治療法を追求します。

  • 低侵襲な関節鏡視下手術: 小さな切開でカメラと手術器具を挿入し、関節内部の腱板縫合や関節唇修復などを行う高度な手術です。傷が小さいため、術後の痛みが少なく、筋肉の損傷を抑えられるメリットがあります。
  • 高精度な処置へのこだわり: 私たちは1mmの精度にこだわり、最小限の侵襲で最大限の効果を追求します。これにより、手術後の回復が早まり、日常生活やスポーツへのスムーズな復帰を可能にします。

医師と連携した科学的根拠に基づく「リハビリテーション」(R)

肩の治療において、リハビリテーションは機能回復と再発予防の鍵となります。当グループでは、単なるマッサージではなく、精密な計測と医師との緊密な連携に基づき、根拠のあるプログラムを提供します。

  • 可視化による正確なリハビリ: 超音波診断装置(エコー)をリハビリの現場でも活用し、治療部位の状態や、筋肉・腱の動きをリアルタイムで確認しながらアプローチを行います。これにより、治療が本当に患部に作用しているかを確認しながら進めることができ、より正確で効果的なリハビリを提供します。
  • チーム連携による徹底管理: 手術を担当した医師とリハビリテーション担当者が、月1回のカンファレンスを通じて緊密に連携します。治療の段階や目標を共有し、一貫した管理体制のもとで、患者様の完全復帰をサポートします。

治療効果を定着させる「運動療法」(Ex)

リハビリテーションで痛みを取り除き、関節の動きを回復させた後、その効果を長期的に維持し、さらに一段上の身体機能を目指すのが運動療法です。

  • 再発予防とパフォーマンス向上: 痛みを取り除くことに加え、再発を許さないための身体づくりを重視します。科学的根拠に基づき、肩関節の安定性や体幹機能の強化、全身のバランス改善に焦点を当てたトレーニングを実施します。
  • 専門スタッフによるサポート: 理学療法士に加え、トレーニングの専門家であるトレーナーやアスレティックトレーナーが在籍しています。医師によるリスク管理のもと、競技力向上、健康維持、ダイエットなど、患者様の多様な目的に合わせた専門的な指導を行い、長期的な健康とパフォーマンス維持を支援します。

診断から復帰後まで途切れないサポート体制

専門家チームによる一貫した治療計画

当グループは、各クリニックが密接に情報を共有し、連携する体制を構築しています。これにより、患者様はどのクリニックで受診されても、診断から高度な治療(手術)、そして術後のフォローアップまで、シームレスで一貫性のある治療計画を受けることが可能です。患者様の状態や治療の進捗がグループ全体で共有されるため、治療過程で担当者が変わっても質の高い専門治療が継続されます。

完全復帰、そしてその後の長期サポート

私たちは、保険診療で定められた期間が終了した後も、患者様を最後までサポートします。

治療の結果を確実なものにするため、先進医療、専門的なスポーツ装具の提供、接骨院での定期的なコンディショニングサポート、パーソナルコンディショニングなど、多様なサポートメニューを用意しています。これにより、痛みから解放された後の競技への完全復帰や、健康的な生活の維持まで、患者様の長期的な目標達成を継続的に支援します。

対応クリニックのご紹介

当グループの肩関節外来に対応可能なクリニックは以下の通りです。

東京エリア

埼玉エリア

長野エリア

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