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症例1 腱板断裂・全層断裂
症例2 上腕骨外側上顆炎
症例3 舟状骨骨折(手関節)
症例4: TFCC(三角線維軟骨複合体)損傷
症例5  腰椎椎間板ヘルニア
症例6 膝関節前十字靭帯(ACL)断裂
症例7 腰椎分離症
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症例 1 腱板断裂・全層断裂
1.腱板とは
腱板は、棘上筋腱・棘下筋腱・肩甲下筋腱・小円筋腱の4つ筋腱で構成されていて(図の白い部分)、上腕骨頭を覆うように上腕骨の大結節と小結節に付着しています。
2. 断裂の原因
転倒して手をついた、肩を打ったなど明らかに外的要因による場合(外傷性)と、日常生活の中で肩の使い過ぎや加齢に伴う変化(変性)による場合があります。
 
☆野球やテニスなど肩をよく使うスポーツでは断裂の起きる可能性が増加します。
3. 腱板断裂の症状
・ 腕があがらない
・ 腕を挙げたり、降ろす際の痛み
・ じっとしている時の痛み
・ 仰向けで寝ている時、肩を下にして寝ている時の痛み(夜間痛)
・ 肩コリに似た症状
・ 上腕から肘に放散する痛み
4. 腱板断裂の分類
腱板断裂は大きく分けると全層断裂と部分断裂の二つに分けられます。
この分け方は、「腱板の厚みに対してどの程度切れているか」で分けたものです。
多くの場合、腱板断裂は腱の小さな部分断裂から始まり、重いものを持った時・転んだ時などに腱が完全に引きちぎれて全層断裂に発展します。

また、部分断裂は下図の様に肩峰下滑液包面側に生じるもの関節面側(上腕骨頭に面する側)に生じるもの腱内に生じるものの3つに分類されます。
5.  腱板全層断裂のMRI画像
PD-FS 冠状断像 PD-FS 矢状断像
上の画像では棘上筋腱という腱の一部が関節面から滑液包面まで断裂し、断裂した部分に水が溜まっています(白く見える部分)。また、切れた腱板の断端が黄色い矢印の部分まで引っ込んでしまっています。本来は白矢印の部分に付いていたものです。これが典型的な全層断裂の所見です。
(ここで)
当方のMRI検査では、ルーティーンで脂肪抑制併用プロトン密度強調画像(以下FS-PD)という方法中心に撮像を行っています。さらに解剖学的な構造が分かりやすいT2強調画像と見比べることで、断裂の有無、部位、大きさ等をより正確に評価するようにしています。
FS-PDでは、腱板は黒く、また水成分は白く描出されるため、関節液の入り込んだ損傷部位や炎症の起きている部分は白く描出されます。
☆ 症状や治療について詳しく知りたい方は、AR-Exホームページの『横断的研究チーム』の『肩関節専門チーム』のページを御覧ください!
2015/4/24 更新
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