超音波療法
超音波 |
これが超音波治療器です。 ヘッド(先端部)にはクリスタルが埋め込まれているので落とさないように注意してください。 |
超音波とは? |
超音波は人の耳に聞こえない周波数を発生しています。これにより痛みなどを除去していくものです。 |
治療機械 超音波治療器 |
現在超音波は多くのプロスポーツで選手の治療だけでなく、ケアやコンディショニングにも使用されています。又、昨年行われたスポーツの祭典アテネオリンピックでも柔道や水泳の日本代表選手団が使用されていました。 超音波治療後3分~3分30秒以内にストレッチを行なうと効果が高いといわれています。これは筋肉がゆるんでいるためです。 |
ジェル |
超音波治療ではジェルを使用します。 なぜジェルを使うのかというと、超音波は真空では伝わらず液体などを伝わる性質がある為、ジェルを使って体と機械の間に超音波を発生させます。 |
伝播性 |
伝播性とは伝わり方のことです。1MHzの超音波は3MHzのものより深くまで伝わります。 皮膚表面から2cmまでの深さでは3MHzを、2~5cmでは1MHzを使用します。 |
収束性 |
収束性とはまとまりかたのことです。 3MHzのほうが1MHzより超音波が広がらず、まとまって患部に届きます。超音波をあてる部位によって考慮しています。 |
実施方法 |
実施方法には直接法と水中法があります。直接法にはストローク法と回転法があります。当クリニックでは直接法を行っています。 |
ストローク法 |
導子を直線的に往復させる方法。 |
回転法 |
重なり合う円弧を描くように導子を移動させる方法。 |
使用に際しての注意点 |
このくらいの速度で動かしてください。 また、ヘッド(先端)を皮膚面に垂直にあてないと超音波が十分に伝わらないので注意してください。 |
使用目的 |
消炎鎮痛処置が一番の目的です |
超音波による作用 |
1.血流の増大 2.神経の伝わり方を速くする 3.痛みの減少 4.浮腫の軽減 5.筋肉をやわらかくする 6.可動範囲の増大 7.温熱効果 |
主な適応 |
・疼痛 ・筋肉の異常(硬結) ・異常骨化現象 ・熱傷や外傷後の皮膚異常 ・関節拘縮 ・関節周囲炎 ・リウマチ ・腱鞘炎 ・創傷 ・血流の改善 ・靭帯損傷 ・五十肩 ・浮腫 |
当クリニックにおける適応例 |
・上顆炎 ・足関節捻挫 ・腱鞘炎 ・靭帯損傷 ・膝内症 ・肩関節周囲炎 ・腰部疾患 ・股関節痛 など |
照射部位の例 |
禁止部位 |
次の部位への照射はしないでください。 ・眼 ・脳 ・脊髄 ・出血性部位 ・無痛覚部位 ・中程度以上の浮腫のある部位 |
禁忌・禁止疾患 |
次の症状の方はご遠慮ください ・阻血組織 ・皮膚の損傷 ・結核 ・有熱性疾患 ・知覚障害 ・血友病 ・悪性腫瘍 ・妊産婦 ・心臓疾患 ・伝染性疾患 ・血管障害のある血圧異常者 ・医師が不適当と認めた方 |
これら伝播性、収束性などを考慮し、各疾患、各患者様の特性に合わせて当クリニックスタッフは超音波治療器の設定を行っております。 |
2013/3/3 |