2019年10月25日～26日に長野県のホテル国際２１で第46回日本肩関節学会、第16回肩の運動機能研究会が開催され、
病棟看護師の石田萌子が参加してきました。
台風19号での被害が心配されましたが、予定通りの開催となりました。

学会では外来看護・手術中看護、病棟看護、退院支援と肩の疾患に関することが発表され、前学会から引き続きの各施設での取り組みを知る機会となりました。
 
今学会の看護セッションでは、入院前に退院後の生活に対しての入院オリエンテーション実施や入院中の病棟での疼痛軽減への取り組み、看護師の退院後の生活指導の発表が多く見られました。
 
当院は、肩関節鏡視下手術の入院期間は4-7日間と他院に比べるととても短く早期退院となっています。そのため、退院後の生活に不安を感じる患者様も多くみられます。
今学会で各施設での退院に向けた取り組みを知ることで、肩関節手術で入院される患者様に対し、短い入院期間の中で手術後不安なくご自宅に退院できるよう手術が決定してから入院までの装具練習を含めたリハビリの重要性や入院期間中の退院後の生活に合わせた理学療法士によるリハビリや看護師による退院時指導の必要性を改めて実感しました。
今後も手術が決まった患者様が不安なく手術に臨め、退院できるように準備してまいります。
手術が決定し、手術後の生活や仕事など不安に思うことは医師や担当理学療法士、看護師にご相談ください。
今回の学びを今後の臨床に生かしていきます。


尾山台整形外科
病棟看護師　石田　萌子