第41回関東甲信越ブロック理学療法士学会報告
2022/10/01
2022年9月10-11日に日本教育会館で開催された,第41回関東甲信越ブロック理学療法士学会において,AR-Ex尾山台整形外科理学療法士の池津真大が学術発表致しました.以下に発表内容とコメントを掲載致します.
池津真大 理学療法士
今回私は,「浅指屈筋損傷を発症した高校野球選手の治療成績:動的肘安定化に着目したリハビリテーション」について症例発表しました.
野球肘の一つに,浅指屈筋という手指を曲げる筋を痛めてしまうケガがあります.しかし,浅指屈筋を痛めてしまった野球選手の治療成績は十分に明らかにされていませんでした.そこで,今回私は手指を曲げるトレーニングを実施し,肘関節がしっかりと安定しているかどうかエコーを用いて評価しながら治療を進めていきました.肘関節の安定性は,肘関節にエコーを当てて肘関節の離開距離を評価していきました.
その結果,手指を曲げるトレーニングにより肘関節の離開距離が縮小,つまり肘関節がしっかりと安定し,競技復帰可能となりました.
今回の症例報告から,エコーを用いて肘関節が安定しているかどうかを確認して治療を進めていくことが重要であると学びました.今後は,症例数を増やして手指を曲げるトレーニングの有効性を検証し,野球肘で苦しむ選手を1人でも多く救えるように精進して参ります.
池津真大 理学療法士
今回私は,「浅指屈筋損傷を発症した高校野球選手の治療成績:動的肘安定化に着目したリハビリテーション」について症例発表しました.
野球肘の一つに,浅指屈筋という手指を曲げる筋を痛めてしまうケガがあります.しかし,浅指屈筋を痛めてしまった野球選手の治療成績は十分に明らかにされていませんでした.そこで,今回私は手指を曲げるトレーニングを実施し,肘関節がしっかりと安定しているかどうかエコーを用いて評価しながら治療を進めていきました.肘関節の安定性は,肘関節にエコーを当てて肘関節の離開距離を評価していきました.
その結果,手指を曲げるトレーニングにより肘関節の離開距離が縮小,つまり肘関節がしっかりと安定し,競技復帰可能となりました.
今回の症例報告から,エコーを用いて肘関節が安定しているかどうかを確認して治療を進めていくことが重要であると学びました.今後は,症例数を増やして手指を曲げるトレーニングの有効性を検証し,野球肘で苦しむ選手を1人でも多く救えるように精進して参ります.