手術時の体位(姿勢)と主な麻酔方法
手術体位(姿勢)
肩関節の手術
鏡視下腱板修復術や鏡視下肩関節唇修復術においては全身麻酔+伝達麻酔で手術を行います。手術はビーチチェア位や側臥位で行います。
肘関節の手術
肘関節鏡手術・骨軟骨移植術・ECRB縫着術(テニス肘)などでは全身麻酔で行っています。手術は仰臥位や側臥位や腹臥位で行います。
脊椎の手術
内視鏡下腰椎椎弓切除術(腰部脊柱管狭窄症)、内視鏡下腰椎ヘルニア切除術(腰椎椎間板ヘルニア)の時は全身麻酔で行います。手術時の姿勢は腹臥位で行います。
股関節の手術
股関節鏡手術は全身麻酔で行います。牽引台を用いた仰臥位の姿勢で行います。
膝関節の手術
ACL再建術、MPFL再建術、半月板切除術、半月板縫合術、滑膜切除術、遊離体摘出術、骨軟骨移植術これらの膝の手術では手術の程度や種類、また患者様それぞれの既往等考慮し、全身麻酔・脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔などから選択して行います。
手術は仰臥位で行ないます。
足関節の手術
鏡視下足関節手術・観血的骨接合術などの手術では脊髄くも膜下麻酔+伝達麻酔、もしくは伝達麻酔のみで行ないます。手術時の姿勢は術式や部位により、仰臥位・側臥位・腹臥位を選択します。