第15回肩の運動機能研究会、第2回肩の看護研究会 参加報告

10月19日~20日に大阪国際会議場で第45回日本肩関節学会第15回肩の運動機能研究会が開催されました。
看護部からは石田萌子が参加してきました。
 


 
学会後に、当院の副院長平田正純が代表世話人をつとめる、関西肩コラボレーションミーティング(KKCM)および「肩の看護研究会」が開催されました。

学会では外来看護、手術中看護、病棟看護、退院支援と肩の疾患に関することが発表され各施設での取り組みを知る機会となりました。
その中でも術後の疼痛での課題に関する発表が多くみられました。
肩関節鏡視下手術は身体への侵襲は少ない手術とされており、当院では、入院期間4~7日と短くなっています。
しかし、肩関節鏡視下手術はアンカー使用や手術中の過程で使用する還流液の影響により手術後の疼痛(痛み)が強くなる場合があります。
手術後の疼痛が手術後の日常生活や肩関節可動域の推移に影響すると言われており、手術後の痛みは可及的に速やかに取り除くことが重要と考えられています。

そのため当院も含め、他施設でも術後の疼痛を緩和するための課題が多く執刀医、麻酔科医、看護師が様々な方法で術後の疼痛コントロールをしていることを学会を通じて改めて感じました。

今回は当院で行っている疼痛コントロール方法の一つである神経ブロックを紹介します。 神経ブロックとは、手術後の痛みを取り除くために、超音波エコーを使用し手術部位周辺の神経に麻酔薬を注射する方法です。
この方法は今回の学会で多く取り上げられ、術後の疼痛コントロールに有用だと報告されていました。
手術が決定するにあたり、手術後の痛みについて心配する患者様が多くみられます。
手術後の痛みを和らげ少しでも早く手術後の日常生活やリハビリ、スポーツ復帰ができるよう執刀医・麻酔科医・看護師が連携し対応していきます。

今回の学会での学びを今後も臨床で生かしていきます。
 
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