鏡視下バンカート修復術術後のリハビリテーション

【術後1~3週:術後早期】
•手術後は、装具を使い肩と肘を固定します(図1)
この期間は筋肉や靭帯の修復肩を動かすことは禁止です
•肩甲骨周りのリハビリを中心に行います
必要に応じ体幹や下半身の柔軟性評価、治療・トレーニングを進めていきます 
•術後早期は腫れや痛みが出るため、アイシングや手指の運動を行います

装具のつけ方についてはこちらをご参照ください
【術後4~8週:中間期】
術後4週から装具を外せるようになります
装具を外し、力を入れずに肩を徐々に動かしていきます(可動域練習)
テーブルスライドを行い可動域訓練を行います(図2)
この時期から肘を机につけた状態で食事や入浴動作などが可能になります
術後6週:
仰向けで自力で肩を上げる運動を開始します
【術後9~11週:筋力強化期】
•低負荷での筋力トレーニングを行います(図3)
※重りを使用した高負荷トレーニングや自分の体重が肩にかかる運動は手術をした場所を再び痛める危険があり禁止です
 (例:腕立て、懸垂など)
•痛み・筋力を評価し、徐々に軽いランニング、料理などの家事動作が可能になります
【術後12週~】
•この時期からは床に手をついてトレーニング(自重のかかるトレーニング)を開始します(図4)
•ダッシュやコンタクトスポーツ、オーバーヘッドスポーツなど競技に合わせた動作トレーニングも行います

 
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