画像検査 CT検査

CT検査とは

ドーナッツ型の撮影機器で、機器内にはレントゲンと同じようなエックス線を照射する装置(管球)と円上にエックス線を感知する機器(検出器)が数十個装備されています。寝台の移動と同時に円を描くように管球が回ることで人体を螺旋上にエックス線を照射し、照射した組織のエックス線の透過度を計算し画像化したものが輪切り像と呼ばれるCT画像になります。一度の撮影で広範囲の撮影ができ検査時間も非常に短いです。

 

CTとレントゲンの被ばく

CT・レントゲンで使われる放射線はX線(エックス線)です。同じX線を使用していますがCT検査はレントゲン検査よりも放射線量が必要なため被ばくが多いです。撮影部位によって被ばく量は異なりますが一般的な胸部CTの被ばく量は1回あたり7.0mSvとされています。胸部レントゲンは0.05mSvです。宇宙線などの自然から放出されている放射線量が年間2.4mSvとされ、自然放射線量と比較しても人体に与える影響は少なく症状が現れるほどではないです。短期間に複数回受けられても障害の発生に繋がることはありません。 ただ、検査を受けた方と検査を受けていない方では発がんリスクの確率が異なります。

CT検査で分かること

レントゲン画像では分からない骨折を詳細に確認することができます。レントゲン検査の場合、どうしても2次元的な評価になってしまうので骨と骨の重なりで病変部を見逃すことがあります。CT検査は3次元的に評価が可能なため病変を特定しやすいです。
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