外反母趾
外反母趾とは
外反母趾とは女性におおく、足の親指のつけ根が飛び出て親指が曲がり、変形と疼痛、歩行障害を生じる運動器疾患です。原因として、遺伝・ハイヒール・偏平足などがあげられます。
症状
症状変形が気になる場合もありますが、多くは痛みによる機能障害が問題になることが多いです。一度疼痛が出現すると母趾が腫れて発赤し、炎症症状が生じるので痛みを感じやすくなります。ハイヒールやパンプスなど、つま先の幅が狭い靴を履くと圧迫されるため、より症状が出ます。
診断
① 経過確認何歳から変形が発生したか、疼痛などの症状が出現したかを確認します。履物の種類や、ヒールを高い靴を履いていたか、
仕事で履かなければならなかった靴は何か、などを確認します。腫れが強い場合などは関節リウマチなどを疑うこともあります。
② 主訴
いつ頃からどのような症状が出たか、現在最も困ることは何か、どんな時に症状が出るかを確認します。
③ 関節可動域
変形した母趾が元の場所に戻るのか、足関節の可動域を確認します。
④ 筋力検査
足の指でグー・パーが出来るかを確認します。できない場合は足低筋群の筋力低下を意味します。
⑤ 画像所見
レントゲンでは、変形の程度を評価します。
治療
① 内服・塗布薬・湿布薬、アイシング腫れや、発赤が強い場合は消炎鎮痛薬を利用して炎症を落ち着かせます。
② 筋力トレーニング
③ ストレッチ
④ インソール(足底挿板療法)
専門の義肢装具士・理学療法士が作製します。