2021年1月10日 野球肘検診の報告
毎年開催している野球肘検診を今年も行いました。
対象は上田市の野球チームに所属する小学生、中学生です。
今年はコロナ禍の中での開催であるため開始前の検温・手指消毒、選手ごと機器の消毒、手洗い、換気など感染対策を徹底して行いました。
野球肘検診の目的は選手の怪我の早期発見、怪我の予防です。
特に注意が必要なのは肘外側に発生する離断性骨軟骨炎(OCD)で、症状が無いうちに発見することが重要です。
また今年は肘内側の痛みが出る選手が多かったため内側の靭帯もチェックしました。
これらは当院の肩・肘専門医の平田正純先生にエコーでチェックしてもらいました。
そのほかにも肩・肘・下半身の可動域や柔軟性、筋力を検査しました。
股関節の可動域検査 肘の圧痛チェック
下半身の柔軟性テスト
パフォーマンステスト
年代によって発生する怪我は異なるため、自分の身体の状態を把握し予防することが大切です。
今回の結果を踏まえて選手のコンディション、パフォーマンスがよくなるよう引き続きサポートしていきます。
コロナ禍の今、外出自粛・活動自粛の影響で体力が低下し、怪我の発生リスクが高くなっています。
今後も障害予防に貢献できるよう精進していきます。