ジャンパー膝

症状

膝蓋骨(膝のお皿)の下部からすぐ下の靭帯にかけて痛みが生じます。



症状として、ジャンプすると痛い、スクワットすると痛い、歩くと痛い、膝を曲げると痛い、押すと痛い、などが挙げられます。

原因と病態

オーバートレーニングにより生じるため、使い過ぎ症候群ともよばれます。
膝を伸ばす際、太ももの強靭な筋肉である「大腿四頭筋」が収縮し、膝蓋腱を介し足を持ち上げます。ランニングやジャンプ時の衝撃を吸収する機能も果たします。バスケットボールやバレーボールなどジャンプを頻回にするようなスポーツでは、強いストレスが繰り返し膝にかかり、腱や付着部に微小な損傷を起こし、それが痛みの原因となっています。
ジャンプを多くする選手がなりやすい事から、ジャンパー膝(ジャンパーズ・ニー)とも呼ばれています。“使いすぎ“によりおこる痛みの一種です。
身体的問題としては、からだの柔軟性不足、筋力不足、筋力のアンバランス、姿勢不良などが挙げられ、練習や環境の問題としては、オーバートレーニング、選手の体力や技術に合わない練習、不適切な靴、不整地や硬い場所での練習などが挙げられます。
 

症状の程度

軽傷→スポーツは可能であるが、その後痛む
中等症→スポーツのプレーに支障はないが途中または後から痛む
重症→常に痛み、プレーに支障が出る
最重症→腱・靭帯の断裂
診断
身体所見や、単純レントゲン撮影の他に超音波検査(エコー検査)、MRI検査を行い、患部の状態を精密に評価し、診断します
 

当院での治療



 

膝蓋腱炎になる体の特徴

〇床に指が付くか?


〇踵がお尻につくか?


〇姿勢チェック


指が床につかない人は、骨盤が後ろに引かれ、骨盤が後傾と言う状態になりやすいです。
上記の写真のように背中が丸まります。この状態では、膝蓋腱(膝下の腱)へのストレスがかかります。

猫背の人はこんなチェックもしてみてください!


上記写真の様に、体が離れる・手が耳より後ろにいかない・顔が前に出る人は要注意です。
肩甲骨・胸椎(胸の背骨)の動きが悪い可能性が高いです。
肩甲骨を動かす体操・下半身の柔軟体操を行いましょう。


 
AR-Exグループ クリニック