第12回中之島運動器研究会/E-1グランプリ2023 Round1 Group A 参加報告
研修内容紹介
2023年8月20日(日)に中之島ダイビルで開催された第12回中之島運動器研究会/E-1グランプリ2023 Round1 Group Aにアレックスメディカルリサーチセンターの池津真大 理学療法士が参加してきました.第12回中之島運動器研究会では,以下の講演を聴講しました.
「仙腸関節への超音波ガイド下評価とアプローチ」 吉田眞一先生
「脊椎固定術と仙腸関節障害 ~骨粗鬆症性椎体骨折による脊柱変形を含む~」 岩﨑博先生
「スペシャリストは仙腸関節をどう考えるか」和田誠先生,工藤慎太郎先生
「肘エコーの真髄 -診断から治療まで- 」 宮武和馬先生
E-1グランプリ2023 Round1 Group Aでは,池津真大 理学療法士が「浅指屈筋損傷を発症した高校野球選手の治療成績 エコーを用いた動的肘外反安定化リハビリテーション」を発表しました.E-1グランプリとは,超音波を用いた評価・治療の症例発表や新たな活用法を発表するプレゼンバトルです.
研修詳細
日時:2023年8月20日(日)会場:中之島ダイビル
講師:吉田眞一先生,岩崎博先生,宮武和馬先生,工藤慎太郎先生,和田誠先生
研修項目・内容:仙腸関節や肘関節のエコー評価と治療
感想:第12回中之島運動器研究会では,主に仙腸関節と肘関節に対する超音波評価,治療を学ぶことができました.仙腸関節とはお尻にある関節であり,仙腸関節周辺の疼痛は非常に複雑です.しかし,超音波で丁寧に評価して治療することが重要であることを学びました.肘関節に関しては,意外と見逃してしまう肘の外側の痛みについて実際の患者さんの情報を基に聴講しました.肘関節においても超音波で肘を可視化することが重要であると学びました.
E-1グランプリ2023 Round1 Group Aは,合計11名の先生方が参加しました.今回,私は肘の内側にある浅指屈筋を損傷した高校野球選手に対し,超音波画像を見ながら手指を曲げるトレーニングを実施して良好な治療成績が得られた症例を発表しました.今回の症例報告から,超音波を用いて肘関節がしっかりと安定しているか画像で確認しながら治療を進めていくことが重要であると学びました.今回の研修で得られた知識を患者さんに還元できるよう精進してまいります.
アレックスメディカルリサーチセンター 池津真大