膝後十字靭帯損傷:転んで膝の痛みが取れない時は?

後十字靭帯損傷(PCL)

 

症状


膝の不安定感
・階段の下りで膝の不安定感が起こる
・歩行時、特に踵を着いた時に不安な感じがする
・スポーツ活動中に膝の不安感が起こる
・膝の腫れ、痛み
 

なぜ痛くなるの?


後十字靭帯(PCL)は、膝を支えている重要な4本の靭帯のうちの1本で、脛(すね)の骨の後方から太ももの骨の前方へ向かっている靭帯です。この靭帯は、膝の後ろ方向や捻りに対して制御する能力を持っています。膝を強く捻ったり、急に膝をついた時、また交通事故で膝を打った時などが原因で切れてしまう場合があります。切れてしまうと、日常生活には特に支障をきたすことはないのですが、階段を下る時やスポーツで着地した時に膝が崩れるような感覚が起きます。

       
 

当院での治療方法


単純レントゲン撮影やMRI撮影を行い、患部の状態を精密に診断します。
 
手術をしない場合
膝の筋力をつけ、また捻らないようにテーピング、装具などを利用してスポーツなどの活動を行います。
 
  • 投薬・注射・吸引(炎症期) ➡︎   患部の炎症を抑える
  • 物理療法・徒手療法     ➡︎   筋肉の過緊張を和らげる
  • 運動療法          ➡︎   筋肉を柔軟にし強くする
  • 装具療法・テーピング    ➡︎   関節を安定させる
  • スポーツパフォーマンス指導 ➡︎   スポーツ動作のチェック、指導
手術をする方法
太ももの裏の腱を利用して、PCLを作り直します。
 
  • 膝のぐらつきが活動に支障をきたす場合 ➡︎   鏡視下後十字靭帯再建術
AR-Ex 尾山台整形外科
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