林典雄先生による肩関節の実技セミナー
2024年12月26日、岐阜県の運動器機能解剖研究所にて開催された『肩関節障害に対する機能解剖学的運動療法』に当院の田中幸翼理学療法士が参加してきました。
本セミナーは理学療法士の林典雄先生による肩関節の基本的な解剖学・触診技術に基づく徒手療法・運動療法の実技セミナーでした。 肩関節は可動性の大きい関節であり、血管や神経が豊富に存在します。治療をするに当たりそれらがどこを走行しているのか機能的な解剖をイメージすることができれば治療成績は向上します。
肩関節の骨頭の求心位
本セミナーでは「骨頭の求心性をどう得るか」を目的とし肩関節の機能解剖学についての講義の後、林典雄先生が実際に行っている触診や徒手療法についてご指導いただき、ペアで演習を行いました。林先生は、“骨頭の求心位“を保った状態で運動を促していくことが治療効果に大きく関わると常々おっしゃっておりました。言葉や頭で“求心位を保つ”という言葉を理解していても、いざ実践してみると思うようにいかず、解剖や運動のイメージを持ちながら治療介入することの重要性を実感することができました。
これからも基礎解剖や触診をおろそかにすることなく日々研鑽し、患者様の日常復帰やスポーツ復帰に貢献して参ります。