6月22日から24日に開催された第9回日本膝・関節鏡・スポーツ学会に参加しました。

今回、「半月板単独損傷の損傷側における因子の検討」というテーマでポスター発表致しました。

半月板には内側半月板と外側半月板があり、それぞれの損傷と両側の損傷があります。

半月板を損傷している症例データから、年齢や損傷の原因となる動作があったのか、どの程度運動を行っていたのかを調査しました。

結果は、外側を損傷している症例は内側を損傷している症例よりも年齢が若いということがわかりました。

また、外側を損傷している症例の多くは何らかのスポーツを週2回以上行っていました。

これらの結果より、半月板損傷が内側か外側に起きるかについては年齢とスポーツの頻度が関係していると考えられます。

この学会では膝関節に関する発表、講演が多く、私以外にも半月板損傷について研究をしている先生がいらっしゃいました。

他の発表を聞き、今後の研究に取り入れたいと思う興味深い発表が多くありました。

今回の学会参加で得た知識を少しでも患者さんに還元できるようにしていきたいと思います。