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足関節外側靭帯損傷に対する保存療法

足関節外側靭帯損傷に関して(受傷起点、症状、診断など)こちらをご参照ください。
→  足関節捻挫

受傷から時間経過に応じた分類

・急性期(受傷して0日〜14日)

・亜急性期(受傷して14日〜)

・慢性期(受傷して3ヶ月〜)

外側靭帯損傷の重症度分類

グレードⅠ:前距腓靭帯の部分断裂

グレードⅡ:前距腓靭帯単独損傷

グレードⅢ:前距腓靭帯+踵腓靭帯損傷

重症度分類に関しては諸説があり、当法人では上記を参考に診察を行なっています。

治療方法は?

受傷してからの時間経過、重症度に応じた治療方針を当院で行なっております。

 

〈初めて受傷した場合の治療方針〉

(何回か捻挫を繰り返している方は該当しない場合があります。)
 

急性期
受傷直後はRICE処置(Rest安静、Iceアイス、Compression圧迫、Elevation挙上)を行い、物理療法を使用し消炎鎮痛を行います。
程度に応じて、厚めの包帯(弾性包帯)・取り外しのできるギプス固定(シーネ)を行います。
 

亜急性期
日常生活・スポーツ復帰に向けてリハビリテーションを行なっていきます。
 

慢性期
再発を防ぐようにリハビリテーションを行なっていきます。
捻挫が頻回に発生する場合、経過によっては手術を行う場合もあります。
 

重症度に応じた治療方針

◆GradeⅠ
RICE処置・テーピング・弾性包帯による固定を行います。
 

◆GradeⅡ・Ⅲ
取り外しのできるギプス固定を行い、固定期間は経過により異なります。
松葉杖を使用し荷重量をコントロールします。
その後、装具を使用して日常生活・スポーツへの復帰を目指します。
実際の診療は、発症時期と重症度の両面を考慮してケースバイケースで決めています。

 

足関節外側靭帯損傷に対する物理療法

・干渉波

・Hi-volt(高電圧電流治療)

・マイクロカレント(微弱電流治療)

・EMS(電気筋肉刺激療法)

・TENS(経皮的末梢神経電気刺激法)

・超音波療法

上記を症状、受傷してからの時間経過、重症度に合わせて使用します。

運動療法・アスレティックリハビリテーション

日常生活やスポーツへの復帰、再発防止を目的に運動療法を実施します。

・荷重トレーニング
・チューブトレーニング
・バランストレーニング
・各スポーツ動作指導(スクワット、ランジ、ダッシュなど)

上記を実施していきます。

      〜チューブトレーニング〜


  〜バランストレーニング〜

ご不明な点があればスタッフまでお問い合わせください。

足関節外側靭帯損傷に対する手術後のリハビリテーションはこちらをご参照ください。
→  足関節外側靭帯損傷の手術後リハビリテーション
 

関節に特化したリハビリテーションスタッフ

※写真をクリックすると紹介文が表示されます。
※足関節に特化したスタッフのリハビリテーションを希望される場合は、初診時の問診票に名前の記載をお願いいたします。

理学療法士:日髙 宏一郎、大石 健二

 
 

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