膝関節の外来
- 2016/02/12
身長が伸びる成長期(主に10~14歳)に見られます。
□脛骨粗面を押したら痛い、ぶつけたら痛い
□運動すると脛骨粗面や膝蓋腱が痛くなる
というような症状が現れます。
太ももの前側には、膝を伸ばす時に働く大腿四頭筋という大きな筋肉がついています。
子供の場合、脛骨粗面には骨端線が存在するため脆弱な部位となっています。
骨が成長する時期に、ジャンプやダッシュなど膝の曲げ伸ばしを伴う運動を繰り返すことで、
この大腿四頭筋が脛骨粗面を引っ張り、炎症や骨の離開が見られます。
骨が離開し、経過とともに骨が膨隆し脛の前に出っ張りがみられます。
オスグッド・シュラッター病は進行性の障害なので、
初期に無理して運動をするとますます症状を悪化させてしまう可能性があります。
オスグッド・シュラッター病は早期発見が最も大切です。
治療はリハビリが中心です。
リハビリでは炎症症状の軽減や筋肉の柔軟性向上を目的に行います。
また、膝への負担を軽減させるために姿勢や動作を改善していきます。
症状が進行してしまい、成長期が終わっても痛みが残っている場合は手術をすることもあります。
当院では、オスグッドに対してのテーピング指導や運動指導、医療保険適用のサポーターも用意しています。
上記のような症状がある場合は、一度当院にお問い合わせ下さい。
Ver.1 2017.1.30