筋筋膜性腰痛症の原因と治療法
筋筋膜性腰痛症とは?
筋肉や筋膜が原因となって起こる腰痛のことです。姿勢が悪いことにより筋肉に慢性的な負担がかかったり、スポーツなどで急激な負荷がかかったりしたときに筋肉が緊張し動きが悪くなることで痛みを感じます。筋肉と筋膜
筋肉は骨から骨についており、筋肉が収縮することでその間にある関節を動かしたり、安定させています。腰の周りにも多くの筋肉が存在し背骨を支え、動かしています。一般的に背筋といわれる筋肉は脊柱起立筋と呼ばれ、この筋肉が働くことで腰を反らしたり、背中を伸ばすことができます。
筋膜とは筋肉の周りに張っている薄い膜のことで様々な方向に伸びる性質をもっています。筋膜は全身に張り巡らされていて身体を支える重要な役割を果たしています。背中や腰も胸腰筋膜という筋膜によって背中が丸くならないように支えられています。これは、おしりにある大臀筋や腕と背中を繋ぐ広背筋などの大きな筋肉と繋がっています。また、身体のさらに深い部分では腹部をコルセットの様に取り巻く内腹斜筋や腹横筋と繋がっています。このように全身の各筋肉は筋膜によって繋がっています。
筋膜とは筋肉の周りに張っている薄い膜のことで様々な方向に伸びる性質をもっています。筋膜は全身に張り巡らされていて身体を支える重要な役割を果たしています。背中や腰も胸腰筋膜という筋膜によって背中が丸くならないように支えられています。これは、おしりにある大臀筋や腕と背中を繋ぐ広背筋などの大きな筋肉と繋がっています。また、身体のさらに深い部分では腹部をコルセットの様に取り巻く内腹斜筋や腹横筋と繋がっています。このように全身の各筋肉は筋膜によって繋がっています。
原因
野球のピッチングやゴルフなどの前傾姿勢の保持・バレーボールにおけるジャンプの着地での衝撃などスポーツ中の無理な体勢や長時間のデスクワークや中腰作業などによる慢性的な疲労により筋肉や筋膜が傷ついたり、特定の筋肉が過剰に働いたりしているとその動きが悪くなったり、筋肉が緊張することがあります。筋膜は筋肉よりも痛みを感知するセンサーが多いため動きが悪くなったり、筋肉が緊張して引っ張られ続けることでセンサーが反応して痛みとして感じるようになります。症状
筋筋膜性腰痛症は脊柱起立筋や胸腰筋膜に沿った痛みや圧痛、運動時痛を訴えます。腰椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間関節症のように決まった動作での痛みよりも何をしても痛いというような曖昧な症状がみられます。