バレーボールで多い疾患
バレーボールで多い疾患
ジャンパー膝
前十字靭帯(ACL)損傷
バレーボールの競技特性
バレーボールでは- ジャンプ動作
- レシーブ動作
- 切り返し動作
そのため、フォームや体の使い方が悪い場合は膝を安定させている筋肉や人体に負担がかかり痛めることがあります。
ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)とは?
ジャンプ動作などで膝の伸ばし運動を頻回・長時間に行うことにより受傷します。膝が伸びる仕組みは、大腿四頭筋が収縮(引っ張る力)により膝蓋骨、膝蓋腱、脛骨粗面を上に牽引して膝が伸びます。(図1)

図1 膝関節を横から見た図
原因として、大腿四頭筋の硬さや骨の成長などにより膝蓋靭帯に引っ張られるストレスが加わり炎症を起こします。(図2)

図2 膝関節を前から見た図
病態についての説明はこちら
前十字靭帯(ACL)損傷とは?
ジャンプの着地時や急な切り返しの際に膝に過度なストレスがかかり受傷します。前十字靭帯は大腿骨(ふとももの骨)から脛骨(すねの骨)に付着する靭帯です。(図3)

図3 膝関節を前から見た図
原因として、臀部や膝の筋力低下などで膝が内側に入ることにより前十字靭帯に引っ張られるストレスが生じ受傷します。(図4)

図4
病態についての説明はこちら
予防
ジャンパー膝の場合・・・
もも前面(大腿四頭筋)の柔軟性向上
もも前面(大腿四頭筋)のストレッチ方法を知りたい方はこちら前十字靭帯損傷の場合・・・