10月4日〜6日にかけてAustraliaのMelbourneで開催された
ISHA(International Society for Hip Arthroscopy)2018、
および、それに先んじて10月3日に開催されたAsia Society Meeting of ISHA2018に
当院理学療法士の青山がシンポジストとして参加しました。
Session AS7 "Controversies in Asia hip arthroscopy"
“How are we rehabilitating our patients after FAI surgery in Asia?”
E-Poster
“Endoscopic shelf acetabuloplasty for the treatment of female rhythmic gymnasts
in the setting of developmental dysplasia of the hip.”
Asian Sessionでは、大腿骨寛骨臼インピンジメント(Femoroacetabular Impingement:FAI)の術後リハビリについて、
回復段階に応じてどのように行っているかについて述べました。
欧米における術後リハビリテーションの根本的な考え方も、段階を進める基準を重視したものであり我々が行っているものと
概ね変わらないような印象を受けました。
アジア地域と欧米諸国におけるリハビリテーションの役割という点では幾つか違いを感じ、
最も印象深かったのは欧米では手術前のリハビリテーションを重視している点でした。
術前リハビリを全く行っていないアジアの国もありましたが、欧米では術後の過ごし方や禁忌動作(行ってはいけない姿勢や動作)に
ついての教育・指導を中心としたリハビリテーションを手術前から徹底的に行い、それが術後の順調な回復にとって
非常に大事であるとのことでした。
他にも保存療法や超音波を用いた診断などのセッションがあり大変多くを学ぶ機会となりました。
今後の臨床、研究活動に活かしていきたいと思います。