足底腱膜炎の症状や治療法

足底腱膜炎とは

人の足の裏には「足底腱膜」と呼ばれる組織があります。
人の足は土踏まずを代表としたアーチがいくつかあり、足底腱膜はそれらのアーチの保持する役割を担っています。原因は様々ですが、この足底腱膜に繰り返しストレスが加わることで損傷や炎症が生じて痛みが出ると言われています。

症状

足の裏の痛みが特徴的であり、特に踵の周囲に痛みが出やすいです。
長時間立ちっぱなしの作業後や朝起きた時、長時間座っていた後の動き出す際に痛いというのがよくみられる症状です。原因はいくつか考えられており、肥満、長時間の立ち仕事、足のアライメント不良などが危険因子であるとされています。

診断・検査方法

診断は問診から画像所見、身体所見を照らし合わせながら行っていきます。
検査方法としては足底腱膜の圧痛を確認したり、引き伸ばしたりすることで疼痛が誘発されるか確認していきます。

圧痛テスト
足底腱膜の圧痛の有無を確認

ウィンドラステスト
足底腱膜を引き伸ばし疼痛の有無を確認

画像

レントゲン画像では踵の部分に骨の棘(骨棘)を確認します。

MRI画像では足底腱膜の損傷を確認します。

エコー検査では足底腱膜が肥厚しているか、炎症が生じているかなどを確認します。

治療

診療
痛みに応じて内服薬で炎症を抑え、痛みの改善を図ります。
痛みが強い場合には炎症を抑えるために、ステロイド注射を行うことがあります。
リハビリテーション
足底腱膜にかかる負担を軽減させるためにストレッチやトレーニングを行います。
ふくらはぎの硬さや、足指の機能不全、扁平足などの足部のアライメント異常などを評価し、その人に合ったリハビリを行います。
装具(インソール)
完全オーダーメイドで作成します。
インソールを使うことで、足部のアライメント異常を改善します。
また、疼痛が強い場合は足底部の衝撃を減らすような工夫も行います。


※経過が長期であったり、痛みがなかなか減らない場合は 体外衝撃波治療 という特殊な治療を選択することもあります。

足底腱膜炎に適応する運動

ご予約
長野県佐久市岩村田1311-7
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