仙腸関節障害の原因と治療法
仙腸関節障害とは?
仙腸関節障害とは骨盤の骨のうち腸骨と仙骨で作られる仙腸関節に痛みを生じる疾患です。
仙腸関節は骨盤の左右に耳の様についている腸骨、お尻の中央にある逆三角形の仙骨により構成され、靭帯により強固に連結していますが数ミリ程度動くといわれています。また、上半身・下半身からの衝撃を吸収・分散しています。
発症する年齢層は若年者から高齢者までと幅広く、男女比は:1:2で女性に多く見られます。
仙腸関節は骨盤の左右に耳の様についている腸骨、お尻の中央にある逆三角形の仙骨により構成され、靭帯により強固に連結していますが数ミリ程度動くといわれています。また、上半身・下半身からの衝撃を吸収・分散しています。
発症する年齢層は若年者から高齢者までと幅広く、男女比は:1:2で女性に多く見られます。
原因
- 出産で靭帯が損傷したような状態になったり緩んだりする
- 中腰の作業や急な動作、繰り返し同じ動作をすることにより仙腸関節が緩み、靭帯にストレスが加わる
- 体幹やお尻など股関節周りの筋力が落ち体を筋肉で支えられなくなり、骨盤が不安定な状態になる
症状
- 尾てい骨の上あたりが痛い
- 前かがみで痛い
- 太ももの付け根が痛い
- 椅子に座っていると痛い
- 動き出しで痛い
- 出産後からお尻のあたりが痛い
画像・診断
仙腸関節障害の場合、レントゲンやMRI、CTなど画像上での異常所見は認めません。
そのため、症状や身体所見で診断します。例えば、仙腸関節障害の場合は痛みが出る場所が限られるため、痛い場所を指1本で示すことができます。
治療
診療
片側のお尻の痛みを認め、痛みを誘発するテストでお尻の痛みが出現し仙腸関節障害が疑われると仙腸関節ブロックを行います。これにより、70%以上痛みが軽減する場合、仙腸関節性腰痛と診断されます。まずは、仙腸関節ブロック、薬物療法によって痛みの軽減を図ります。
仙腸関節性腰痛は大きく3つに分かれ、その種類により治療方法も異なります。