第9回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会での発表報告

6月22日~24日に札幌で開催された第9回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会において、「手術療法に至った腱板断裂症例の断端形態の特徴」という演題でポスター発表を致しました。

当院では平田正純医師による肩関節外来を行っており、腱板断裂を罹患された患者様のリハビリテーションを多く経験します。

腱板とは、腕を挙げるために必要な筋肉で、断裂してしまうと痛みや力が入らないことが原因で腕が挙がらなくなってしまいます。

腱板断裂の治療は保存療法(手術をしない治療)が中心ですが、経過により手術療法を選択する場合もあり、その判断には様々な要素が関与します。

多くの患者様のリハビリテーションを経験する中で、手術療法に至る患者様に共通点があると思うようになり、今回は超音波検査から得られる画像所見のうち7つの項目を抽出し、手術に至る場合と保存療法で症状が改善する場合、得られる所見が異なるのか検証しました。

正常な腱板は、赤線のように
なだらかな線を描きます。

腱板が断裂すると、
クレーターのように凹んだ画像が確認できます

この画像のように、腱板表面が凹んだ画像は手術に至った患者様に多く見られる所見であることがわかりました。

腱板断裂の治療には、手術療法が必要な場合があります。その判断を適切に行い、より早く患者様の症状が改善する様に努めていきたいと思います。

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