肩腱板断裂のリハビリテーション(保存療法)

肩腱板断裂に対する保存療法(リハビリテーション)の目的は、腱板の断裂部分を治すことではなく、腱板に負担が加わる動作から加わらない動作へと肩の動かし方を変えて症状の緩和を図ることです。

当院では疼痛の程度に合わせて以下のようにリハビリテーションを行っています。

※腱板断裂の概要についてはこちらをご参照ください。→  「腱板断裂とは」
 

痛みが強い時

この時期は、何もしてなくても痛い(安静時痛)、痛くて眠れないまたは痛みで目が覚める(夜間痛)などの症状がみられます。

主な治療方法

★アイシングなどの消炎処置
「アイスバック作成方法」 「アイシングの方法」
★日常生活や睡眠時の姿勢指導
★服薬や注射の併用(疼痛が強い時)

以上の治療を行い、炎症症状を早く抑えることで肩を動かせない不動期間をできるだけ短くし、関節の拘縮や筋力低下を予防することが大切です。
 

安静時痛、夜間痛が消失した後

この時期から肩の機能改善を目的にリハビリを行います。

リハビリテーション

★肩関節の可動域訓練
肩周囲の筋、靭帯、関節包などの軟部組織が硬くなり、肩を上手に使えず腱板に負担がかかることがあります。
したがって、リハビリでは関節を動かして硬くなっている軟部組織に対し、ストレッチやリラクゼーションを行い肩関節の可動域を改善します。
また、肩以外の部位の動きが悪く、肩への負担が増加している場合があるので、肩関節だけではなく、肩甲骨や胸郭、脊柱の可動域トレーニングを行います。



★筋力トレーニング
肩をスムースに動かすためには、可動域だけではなく、関節を動かすための筋肉も大切です。
傷ついている腱板に対してトレーニングを行うのではなく、傷ついた腱板以外の筋肉に対してトレーニングを行うことで、傷ついた腱板への負担を軽減させます。



※腱板断裂の治療は、断裂部位や断裂の大きさ、年齢、症状などによって異なります。
   肩に痛みがある場合は自己判断せず、医療機関を受診しましょう。

※肩腱板断裂の手術後のリハビリテーションについてはこちらをご参照ください。
→  手術後のリハビリテーション
 

関節を専門とするリハビリテーションスタッフ

※写真をクリックすると紹介文が表示されます。
※専門スタッフのリハビリテーションを希望される場合は、初診時の問診票に名前の記載をお願いいたします。

理学療法士:菅 聖

 


Ver.3 2018.7.8

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