肩がなかなか治らない、痛みがずっとある方へ

日常生活において肩や腕を使う場面は多くあります。 例えば、上着を着る、下着のホックを止める、高所へ手を伸ばす、洗濯物を干す、トレーニングをする など 最初はあまり気にならなかった痛みがだんだんと強くなったり、ある日突然激痛が走ったり、眠れない程強い痛みだったりと悩まされることもあるのではないでしょうか。

石灰沈着性腱板炎とは



症状
・夜眠れないような肩の激痛
・肩をあげると痛い

など
病態
40-50代に好発しやすく、肩関節の腱板内にリン酸カルシウム結晶が沈着し、吸収される過程で炎症反応が起こり腱の内圧が亢進して強い疼痛を生じます。
石灰の当初は柔らかいペースト状ですが、慢性期には硬く固形状となり腱板に沈着していきます。
単純X線像で腱板に相当するぶいに石灰沈着像を認めます。超音波画像診断装置でも腱板内に石灰沈着像を認めることもあります。


 
治療

・注射針で石灰の破砕、洗浄を行い、副腎皮質ステロイドを注入し炎症を鎮静化させることで除痛、可動域改善を図ります。
・体外衝撃波で石灰の破砕
 
担当医師
当院では第1・3水曜日17:00~18:00に難治性疼痛外来を行っています。

 



林 英俊

膝・肩関節
第1・3水曜日
17:00-18:00
AR-Exグループ クリニック