各種検査について
主な検査
レントゲン検査(単純X線検査)
身体を透過したX線を画像化する検査です。整形外科では無くてはならない存在で、診断に有益な情報を得ることができます。
超音波画像診断装置
体表面から目的物にむかって超音波をあて、反射した超音波を画像化した検査です。その場ですぐにでも行うことができ、低侵襲(ていしんしゅう・身体に影響がないという意)であることが特徴です。筋肉や腱、靱帯などの軟部組織や骨端線(小児のみでみられる成長軟骨)の観察に優れています。
ー注射の際も超音波装置を用いて行いますー
目的の部位に薬液を注入するため、注射をする際も超音波機器を用い、リアルタイムで画像を見ながら行うことがあります。
骨密度検査(MD法)
当院では手指を用いたスクリーニング検査を行います。状況によりDEXA法(他院紹介検査)で検査を致します。精度の高い骨密度測定法です。検査にかかる時間は約10分~15分です。強さの異なる二種類のX線を使って太もも(大腿骨頚部)と腰の骨(腰椎)の撮影をします。
他院へ依頼する検査
MRI検査
MRIとは、磁気共鳴画像法(Magnetic Resonance Imaging)を略して呼ばれています。 MRI検査は、放射線を使いませんので被ばくの心配はありません。 その代わりに大きな磁石と電波を使って体の内部情報を画像化して表示します。骨髄、軟骨、腱、靱帯、脂肪なども抽出されるので、骨壊死、関節炎、軟骨・靱帯損傷、腱断裂、骨・軟骨腫瘍などの診断が可能です。
検査は、基本当院から数分の検査専門クリニックへのご紹介となります。
CT検査
CTとはComputed Tomography:コンピュータ断層撮影法の略であり、CT検査はエックス線を使って身体の断面を撮影する検査です。
X線は身体の内部を通過しますが、CTは通過したエックス線量の差をデータとして集め、コンピューターで処理することによって身体の内部を画像化します。単純X線やMRI検査では抽出できない骨病変を立体的に観察ができる検査です。