成長期の野球少年に見られる疾患 上腕骨近位骨端線損傷

骨端線損傷って?

骨端線とは、成長期に見られる骨が成長するために必要な成長軟骨のことです。
骨と骨の間はレントゲン写真では黒く写っていますが何も無いわけではなく、軟骨が存在しています。
その成長軟骨が障害されてしまうことを骨端線損傷といいます。

13歳(中学2年生)、野球をやられている方の右肩のレントゲン写真です。
上腕骨近位骨端線損傷の診断でした。
矢印の先端の部分、骨端線が離開(りかい=骨と骨が離れてしまうこと)していることがわかりました。

どうして障害されるの?

過度な投球を繰り返すことにより、肩に負担がかかってしまうことが原因と言われています。

肩周囲の筋肉の硬さ、肩に負担がかかりやすいフォームでの投球、
下半身や体幹の筋力が弱く、肩だけで投げてしまっていることも原因の一つです。
 
骨端線(成長軟骨)が存在している小学生~中学生に生じやすく、まれに高校生でも発症します。
主に野球やバレーボール・テニスなどをおこなっている方に多い疾患です。

 
どんな症状?
投球時や投球後に肩の痛みが発症、投球が困難になる程です。
肩の外側を押すと痛みがあったり、重い物を持つなど力を入れた時に肩に痛みが出ることもあります。
 

診断

レントゲン検査で骨の状態を観察します。


重症だと完治までに3〜6ヶ月かかります。
 
MRIを撮影すると骨端線部に信号変化が見られます。
 

治療法

基本的には、手術以外の保存療法で症状が改善していきます。
まずは患部の安静が必要です。まずは2~3週間は投球は禁止になります。投球以外でも肩に負担のかかる運動は控えます。
その間リハビリテーションにて、痛みの原因を追究していきます。身体機能改善、強化のトレーニングを理学療法士と一緒に行っていきます。       
並行して肩の症状を診察でお聞きし、レントゲン画像にて肩の状態の経過を観察していきます。

その後医師の判断で投球などの運動を徐々に再開していきます。
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