投球フェーズ別トレーニング ~フォロースルー~
今回は、前回アップした「投球フェーズ別トレーニング~後期コッキング期から加速期~」に続く、投球動作に着目したトレーニング最終回で、フォロースルーに着目したトレーニングをご紹介します。
その他投球フェーズの記事はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓
フォロースルーでの着目点
フォロースルーでの着目点は、ステップ脚の可動域とバランス能力、肩甲帯の筋活動です。
これ以前のフェーズで投げるために生み出した力がリリース後、肩に負担をかけないようにするため骨盤・体幹・肩甲帯でフォローしていきます。
これが不足することで、フォロースルー特有の投球障害肩(腱板断裂やSLAP損傷など)を招きます。
トレーニング
トレーニングⅠ
方法
1.ステップ脚となる方の脚の斜め前外側に目標物を置きます。
2.フォロースルーの姿勢を意識して目標物に向かって手を伸ばします。
※①ステップ脚側の股関節がはまり込み、膝が割れない感覚を持つ。
②下を向かず目線は正面に向ける。
③肩の後ろ~背中くらいに伸張感を感じるよう手を伸ばす。
トレーニングⅡ
方法
1.四つ這いになります。
2.肩甲骨を寄せた状態から、手で地面を押すように限界まで肩甲骨を外に開きます。
※①トレーニングⅠで肩後方~背中に伸張感が感じられない場合、こちらから行う。
②肩甲骨を寄せるときは、首がすくまないこと、必要以上に腰を反らないことに注意する。