剣道



剣道は格闘技の一種ですが、竹刀や防具を使用することから、一般的に他のスポーツと比較して怪我や事故が少ないと言われています。
 
とは言え、竹刀を使用し相手と激しく接触するコンタクトスポーツの1つであるため、剣道固有の傷害が発生していることは明らかになっています。剣道における外傷・傷害で特に多い障害、疾患をご紹介します。

アキレス腱断裂

蹴り足である左足に生じることが多く、急激に前方へ打撃する際や方向転換時に、
下腿三頭筋に強い遠心性収縮が生じることによりアキレス腱に伸張ストレスが加わり発生します。

腰痛

構え・鍔迫り合いの姿勢や体当たり時の衝撃、無理な姿勢での打突動作、切り返し動作などで腰椎の前弯が強制され、
腰部にストレスが生じ慢性的な腰痛が生じやすいと言われています。

他にも、足部、膝関節、肩関節、肘関節、手関節、手部などに傷害が生じます。
 
これらの怪我はリハビリテーションや注射、手術などで症状を緩和、治癒していくことが可能です。
 

~剣道に多い怪我について~

●脊椎
・腰椎分離症
・腰椎辷り症
・腰椎(頸椎)椎間板ヘルニア
・筋筋膜性腰痛症
・腰椎・頸椎捻挫
 
●肩関節
・肩関節周囲炎
 
●肘関節
・上腕骨外側上顆炎
 
●手関節・手指
・三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷
・手関節腱鞘炎
・手指骨折
・ばね指
 
●膝関節
・膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
・大腿四頭筋腱付着部炎
・オスグッド・シュラッター病
・有痛性分裂膝蓋骨
 
●下腿
・アキレス腱断裂
・アキレス腱周囲炎
・腓腹筋損傷
・シンスプリント
 
●足部・足趾
・足関節捻挫
・踵部痛(セーバー病)
・足趾骨折
・足底腱膜炎
・中足骨疲労骨折
・種子骨障害
 
専門スタッフ


リハビリテーションは、競技経験のあるスタッフが対応することも可能ですので、ご希望の方はお申し付けください。
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