研修報告
第4回土橋トレーナーによる運動連鎖塾
2020年1月19日(日)に早稲田大学東伏見キャンパスで第4回運動連鎖塾研修会が開催されました。法人内の各施設に隔週でスポーツ選手や運動連鎖に特化したリハビリテーション外来を行っている土橋恵秀トレーナーに講師をして頂きました。明大前整形外科クリニックから初谷朋哉、長野整形外科クリニックから篠塚真充、都立大整形外科クリニックから斉藤広志、尾山台整形外科クリニックから糸川京介、さいたま整形外科クリニックから茂木英明が参加しました。
今回は、早稲田大学野球部の実際に土橋トレーナーが行っているトレーニングの見学と、「腰痛予防のための体幹機能に着目したセルフエクササイズ」について講義をして頂きました。また、その後1人の野球部員のインソールの作成を生で見学させて頂きました。
野球選手には60~70%に腰痛の受傷歴があるそうです。
腰痛予防するには体幹の機能、特にインナーマッスルが必要となります。このインナーマッスルが適切に使えていないと腰痛が発生するリスクが高まります。また、腰部の柔軟性も重要で、動きの悪い骨盤では腰に負担がかかってしまいます。そのため、腰痛の予防をするためには、体幹のトレーニング、腰部の柔軟性を上げるためのストレッチが重要になります。そういったセルフエクササイズを行うことで、腰痛を予防することができます。私たち理学療法士も予防という観点から、障害を起こさないように、日々の外来でリハビリテーションを提供できるよう研鑽してまいります。
当グループでは2019年4月からアレックス脊椎クリニックを除く7施設で土橋恵秀トレーナーと理学療法士によるリハビリテーション「スポーツ運動療法」を提供しています。「スポーツ運動療法」ではスポーツ傷害の根本解決を目指し、効率の良い関節運動(運動連鎖)へのアプローチや間違った運動パターンに対する指導を行っています。各施設日程が異なるため、興味のある方はお近くの施設へご連絡ください。
理学療法士 初谷朋哉