足・足関節
シンスプリント
【どんな痛みが出るの?】・走ると痛い!
・ジャンプすると痛い!
・ボールを蹴ると痛い!
【考えられる原因は?】
・走りこみやジャンプが多いスポーツに多い!
・練習を始めたばかりの時期や練習量が急激に増えた時などに起きやすい。
【シンスプリントとは?】
すねの骨は脛骨・腓骨と2つの骨で構成され
脛骨・腓骨に起こる骨膜炎をシンスプリントと言います。
脛骨(上1/3内側・中1/3外側・下1/3内側)、腓骨(腓骨上1/2・下1/2)の痛みがあります。特に多いのが脛骨下1/3内側の痛みです。
アキレス腱周囲炎
【どんな症状がでるの?】アキレス腱やアキレス腱の周囲が痛い!
・ランニングすると痛い!
・ジャンプすると痛い!
・ストレッチすると痛い!
・腫れている!
・動き始めは痛いけど、そのうち楽になる!
【考えられる原因は?】
・過度の運動負荷量
・ふくらはぎが硬い
・筋力低下
【アキレス腱周囲炎の特徴】
動き始めに痛く、そのうち痛みが軽くなる
【アキレス腱周囲炎とは?】
つま先立ちのように足首を下に返すような動きをする時に働く筋肉に「腓腹筋」と「ヒラメ筋」があります。
アキレス腱は、この「腓腹筋」と「ヒラメ筋」の筋力を踵(かかと)の骨に伝える強靱な腱です。
アキレス腱があることでランニングやジャンプ動作を行うことができます。
そのため、運動量が増加するとアキレス腱の負担も大きくなり炎症を起こしてしまいます。
「腓腹筋」と「ヒラメ筋」が急激に収縮した時に筋と腱の移行部分(筋腱移行部)が緊張し、アキレス腱にわずかな損傷が生じることで起こります。
筋腱移行部の老化は思春期から始まります。更に使い過ぎると柔軟性が低下し硬くなり、アキレス腱を急に伸ばした時(ランニングやジャンプ動作をした時)にアキレス腱に微細な損傷がおき、腱膜に炎症を起こします。
そのほかに構造的に踵の位置が悪かったり、シューズや走路に問題がある場合もあります。
外脛骨障害
【どんな症状が出るの?】足首の内側の痛み
・歩くと痛い
・走ると痛い
・スポーツ中に痛い
・足部内側に膨隆がみられる
【考えられる原因は?】
・足首が硬い
・土踏まずがない(アーチがない)
・足指が上手く使えない
・足指が浮いている
【外脛骨障害とは?】
足を構成する骨に舟状骨があります。
この舟状骨には後脛骨筋という筋肉が付着している。
運動量の増加や土踏まず(アーチ)がないことで後脛骨筋が引き延ばされ、伸ばされたストレスによる骨の牽引で骨突出が起きると言われている。
10~15歳の女性に多く、10~20%の発生率と言われている。
足底腱膜炎
荷重時の足底部痛は、①踵〈かかと〉に近い (腱膜起始部に最も多く発生)
②中央部(土踏まず)
③遠位部の3ヵ所が好発部位です。
一般的には「 朝起きての最初の一歩が痛い 」「 急に歩きだすと痛い 」などに、痛みに特徴があります。
それ以外にも…
・歩くと、踵やその周辺が痛い
・足の裏を押すと痛い
・足の裏が、つっぱている感じがある
・夕方になると痛みが強くなる
・運動後、痛みが出る。運動翌日が痛い。
・朝痛いが、動いていると徐々に軽減してくる。
・階段・つま先立ちなどすると痛い。
症状は個人差があり、急に強い痛みが出たり、だんだんと痛みが強くなる人もあります。
【考えられる原因は?】
・強い衝撃を足に、繰り返し与えているスポーツなどをしている
・疲労の蓄積や、加齢
・足のアーチの高さが崩れている人
・ふくらはぎやアキレス腱が硬い人
・新しく靴に替えた かかとが固定されない靴、靴底が薄すぎる靴、クッション性がない靴、足底腱膜に負担がかかりやすいです。
【足底腱膜炎とは?】
足の裏にある、踵(かかと)と足の指の付け根までを伸びている組織(足底腱膜)が炎症をおこし、痛みなどの症状が出る病気です。
足底腱膜炎もしくは足底筋膜炎と呼ばれています。
足底腱膜は、アーチ状になっている足の『土踏まず』を支える重要な役割を担っており、足への衝撃を和らげるクッションの働きも担っています。
このクッション機能が低下し、足底腱膜に過剰なストレスが加わることで、足底腱膜と骨の付着部で炎症が起きます。足底腱膜が「固くなる」ことでうまく伸び縮みできずに足底腱膜がくっついている踵や親指の下あたりの筋肉などを無理に引っ張ることで筋肉に微細断裂(小さな傷)や組織の変性が生じるため、足底腱膜炎は腱付着部障害と言われています。
オーバーユースでの原因がおおくマラソンやハイキングなどのスポーツや長時間の立ち仕事などで、足の裏に負担をかけがちな人に多くみられます。
最近のジョギングやマラソンブームで患者は増えているとみられますが、スポーツをしない一般の人でも中高年には比較的多く生じます。
この原因をしっかり改善し、再発予防を行うことが大切です。
リスフラン靱帯損傷
【どんな症状がでるの?】・足関節周辺部に痛み
・腫れが生じる
・足部のほぼ中央に痛みが生じる
・体重をかけると痛い
・足を動かすと痛い
【リスフラン靭帯損傷とは?】
リスフラン靭帯とは、前足甲部のやや内側を斜めに走る細い靭帯でいくつかある靭帯を総称して言います。
多くは強く足を踏ん張った際に靭帯損傷します。
リスフラン靭帯損傷は通常の足関節捻挫と異なり、明らかな受傷機転がないため治療が遅れたり、軽い捻挫だろうと誤解され放置されやすいことが多くあります。難治性であるため半年以上も痛みが続いたりすることもあり、場合によっては手術療法を選択されることもあります。
足関節外側靭帯損傷(足関節捻挫)
【どんな痛みが出るの?】・足首が腫れる
・内出血する
・荷重できない
【考えられる原因は?】
・走っているときに捻った
・切り返し動作で捻った
・ジャンプの着地で何かを踏み着地ミスした
日常生活では…
☞段差を踏み外したetc
【足関節外側靭帯損傷(足関節捻挫)とは?】
足関節は内側と外側に安定性を増加させる靭帯を持ちます。
外側靭帯は足前面から「前距腓靭帯」、「踵腓靭帯」、「後距腓靭帯」から構成される
どちらも捻挫することがありますが外側靭帯を損傷することが圧倒的に多く
外側靭帯の中でも前距腓靭帯を損傷することが多いです。
損傷機序としては「内返し」という、いわゆる捻った機序が多い
損傷度合いは3段階で表し、Ⅰ~Ⅲ度に分類される
Ⅰ度損傷:靭帯の微細損傷
Ⅱ度損傷:靭帯の部分断裂
Ⅲ度損傷:靭帯の完全断裂
※複数の靭帯損傷を合併していても各靭帯ごとに分類する
セルフリハビリ方法
※症状に応じて無理はしない!足指トレーニング
チューブトレーニング
かかと上げトレーニング
バランストレーニング